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「サウジアラビア、ドイツにクリスマス市襲撃容疑者の身柄引き渡し要請」

写真は、2024年12月21日、ドイツのマクデブルクで発生した自動車突入テロ事件後のクリスマス市。 © Getty Images / Anadolu / Halil Sagirkaya

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日本時間12月22日02:14 ロシア・トゥデイ(RT)

「サウジアラビア、ドイツにクリスマス市襲撃容疑者の身柄引き渡し要請」

容疑者の身柄引き渡しを要請したが、回答は得られていないと報じられた

ドイツの都市マグデブルクのクリスマス市で多数の死傷者を出した事件の容疑者であるサウジアラビア国籍のタレブ・A.と特定された容疑者は、以前にも法執行機関と衝突していたことが、複数のメディアから土曜日に報じられたが、彼の母国からの身柄引き渡し要請に、ドイツの沈黙が続いている。

サウジアラビアは約1年前に、ドイツ当局にこの男について警告していたと、ドイツ通信社(dpa)が報じたが、警告の内容はすぐに明らかにならなかった。

サウジアラビアは50歳の医師の身柄引き渡しも要請したが、ベルリンから回答はなかったと、同国の治安筋が通信社に語った。

ドイツの治安筋によると、サウジアラビアは同国の当局に対し、容疑者がツイッター上で公然と表明していた過激な見解について、数回にわたって警告していたとロイター通信が報じている。

タレブ・A容疑者は過激な反イスラム主義者で、公に自らの信仰を放棄していたとされる。2006年よりドイツに居住しているが、保護ステータスを取得したのは2016年になってからだった。それ以前の2013年にはドイツの法律に抵触しており、「犯罪予告による公共の平穏妨害」の罪で有罪判決を受けているとシュピーゲル誌は報じている。

この男は最終的に約900ユーロの罰金を科せられ、ドイツに滞在することが許可された。特に、出身国に送還された場合、「即座に処刑される」恐れがあるという懸念があったためだと、報道は示唆している。この有罪判決は、彼の亡命申請には影響を与えなかったようだ。

容疑者は金曜日の夜、マクデブルクのクリスマスマーケットで群衆に突っ込み、少なくとも5人(うち1人は子供)を死亡させ、41人を含む約200人にけがを負わせた。

当局は土曜日に、現時点では、この攻撃の動機は不明であると発表したが、マクデブルク検察官ホルスト・ノペンズ氏は、この攻撃は容疑者がベルリンのサウジアラビア人難民への対応に不満を抱いていたことが原因である可能性を示唆した。

検察によると、容疑者は現在、5件の殺人容疑と200件以上の殺人未遂容疑に問われている。

以上。

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