写真は、2024年9月21日、テヘラン(イラン)のイスラム統一会議におけるイラン最高指導者ハメネイ師 © khamenei.ir
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日本時間09月22日09:55 ロシア・トゥデイ（RT)
ウクライナ紛争と中東の戦争：バイアスを超えて
世界的な紛争は、私たちの情報源に大きな影響を与えています。特にロシアとウクライナの紛争、およびイスラエルとハマスとの戦争については、我々が日本で入手する情報のほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えるでしょう。しかし、これらの紛争について客観的に理解するためには、当事者両方の主張を聞くことが重要です。
フェイクニュースの流布も問題ですが、我々は自己分析を行い、情報を適切に判断する能力を持っています。特に外交政策に影響を与える問題については、慎重なアプローチが求められます。誤った情報に基づいて判断を下すことは、国際的な関係において取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争と中東の戦争が続く限り、我々はロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説を積極的に紹介し、バイアスを超えて客観的な視点を持ち続けます。
「イラン、イスラム諸国にイスラエルとの国交断絶を呼びかけ」
最高指導者ハメネイ師は、ガザ地区の民間人を標的にしているとして、西エルサレムを孤立させるべきだと述べた
イランの最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイは、パレスチナの人々への支援を示すために、世界各国のイスラム教国はイスラエルとの経済関係を断つべきだと述べた。
ハメネイは土曜日にテヘランで開催されたイスラム統一会議で演説し、イスラエルがガザ地区のハマスに対するほぼ1年にわたる軍事作戦で犯罪を犯していると非難した。
同地区の保健省が発表した最新情報によると、これまでに4万1000人以上のパレスチナ人が紛争で死亡している。
イスラエルはガザ地区での軍事作戦で犯している犯罪を隠そうとしていない、とハメネイは主張した。
「今日、シオニスト政権は、ガザ地区、ヨルダン川西岸地区、レバノン、シリアにおいて、恥じることなく、隠すことなく犯罪を犯している」
と、ハメネイ師の発言を翻訳し共有するXアカウントが引用したところによると、イランの指導者はこのように述べた。
彼らは戦闘員と戦っているわけではない。一般市民を標的にしているのだ。
同氏はイスラム諸国に対して、西エルサレムとの関係を断つよう呼びかけた。
「今日、パレスチナの土地を奪ったこの犯罪者集団、テロリスト集団に対してイスラム諸国の団結を強めるための第一歩は、イスラム諸国が彼らとの経済関係を完全に断つことである。これは最低限できることである」
とハメネイは述べた。
イスラエルと近隣のイスラム諸国との間の緊張は、ガザ地区でのイスラエルの軍事作戦中に高まり、イスラエルの軍事作戦は、2023年10月7日にイスラエル南部を襲撃したハマスへの報復であった。
この襲撃により、およそ1,100人が死亡し、200人以上が人質となり、イスラエルの爆撃と地上作戦により、飛び地の大半が荒廃し、パレスチナ人の人口の90%が避難したと、国連は伝えている。
テヘランはイスラエルがガザ地区のパレスチナ人に対して「大量虐殺」を企てたとして非難し、両国間の長年にわたる緊張関係は、4月にシリアのイラン大使館施設が爆撃されたことで頂点に達した。
イランはこれを西エルサレムの仕業だと非難し、イスラエルに対して数百発のミサイルと無人機を発射したが、イスラエルはアメリカ、イギリス、および地域の同盟国から多大な支援を受け、これに対抗した。
7月には、ハマス政治委員長イスマイル・ハニーヤがイランの首都で暗殺され、再び緊張が高まり、ハマスとテヘランは、いずれもイスラエルの犯行だと非難している。
イランは報復を誓ったが、まだ攻撃を実行していない。
以上。
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