写真は、2024年7月30日、テヘランの議会で行われた就任宣誓式の後、イランの新大統領マスード・ペシュケニアンが演説を行う© AFP
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日本時間07月30日23:19 ロシア・トゥデイ（RT)
ウクライナ紛争と中東の戦争：バイアスを超えて
世界的な紛争は、私たちの情報源に大きな影響を与えています。特にロシアとウクライナの紛争、およびイスラエルとハマスとの戦争については、我々が日本で入手する情報のほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えるでしょう。しかし、これらの紛争について客観的に理解するためには、当事者両方の主張を聞くことが重要です。
フェイクニュースの流布も問題ですが、我々は自己分析を行い、情報を適切に判断する能力を持っています。特に外交政策に影響を与える問題については、慎重なアプローチが求められます。誤った情報に基づいて判断を下すことは、国際的な関係において取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争と中東の戦争が続く限り、我々はロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説を積極的に紹介し、バイアスを超えて客観的な視点を持ち続けます。
「イランの新大統領が就任宣誓」抑圧的な西側諸国の制裁と戦うことを誓った
マスード・ペシュケニアンは議会で就任宣誓を行い、「抑圧的な」西側諸国の制裁と戦うことを誓った
マスード・ペゼシアンは火曜日、イラン議会でイスラム共和国の第9代大統領として宣誓した。
彼は、自身の政権はイランに対する西側諸国の制裁解除に向けて努力し続けると誓った。
69歳のマスード・ペゼシキアンは、7月5日に行われた大統領選挙の第2回投票で勝利を収めたことを、イランの最高指導者アヤトラ・シーヤド・アリー・ハメネイが承認した日曜日に、4年間の任期を正式に開始した。
火曜日の就任式には、国家元首、閣僚、特使を含む80人以上の外国高官が出席した。
ロシア代表団は、下院議長のヴャチェスラフ・ヴォロディンが率いた。
式典は国営テレビで生中継され、ペゼシュキアンは議員や外国からの来賓の前で就任宣誓を行い、就任演説で、
「尊厳、英知、そして実利の原則に基づき、世界と建設的かつ効果的な関わりを持つ」
と誓った。
「世界は、平和を希求し、威厳あるイランの参加を得て、地域的および世界的問題を解決するまたとない機会を捉える必要がある」
と、メヘル通信が大統領の発言を引用した。
同大統領は、イスラム共和国が平和的な核開発計画に引き続き取り組むことを確認し、
「（イランへの対応において）圧力や制裁は効果がない」
と指摘した。
「私は、抑圧的な制裁を解除するための努力を止めない。未来には楽観的である」
と述べた。
演説の中で、ペゼシュキアン大統領はガザ侵攻についても言及し、ユダヤ国家への西側諸国の武器供給を嘆いた。
「私の政権は、この地域が強固なものになることを望んでいる」
とペゼシュキアン大統領は締めくくった。
穏健派とされるペゼシュキアンは、5月にヘリコプター事故で前大統領のエブラヒム・ライシが死去し、早期選挙となった7月の大統領選挙で53.6％の得票率で当選した。
イラン国民は6月末の第1回投票で新指導者を選出することができず、決選投票となった。
大統領は、議会での信任投票に向けて、2週間以内に内閣を編成しなければならない。
以上。
日本語：WAU
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