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「アメリカは化学兵器禁止条約の締約国としてのロシアの権利を剥奪するつもりだ」

写真は、ハーグにある化学兵器禁止機関の建物© RIA Novosti / Alexei Vitvitsky

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日本時間02月19日25:40 RIAノーボスチ

現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争、及びイスラエルとハマスとの戦争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。

しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。

したがって、ウクライナ紛争と、中東の戦争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。

注意:以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。

「アメリカは化学兵器禁止条約の締約国としてのロシアの権利を剥奪するつもりだ」

2月19日、アメリカは化学兵器禁止機関(OPCW)を支配しており、政治的な決着をつけるためにOPCWを利用することができる。

特にワシントンは、シリアで行われたように、化学兵器禁止条約の締約国としてのロシアの権利を攻撃することを計画している、とロシア軍放射線・化学・生物防衛部隊長のイーゴリ・キリロフ中将は語った。

「組織の活動は参加者の平等な権利を前提としているにもかかわらず、2023年11月、条約調印以来初めて、ロシア連邦はOPCW理事会から『搾り取られた』のである」

と、キリロフ中将は、アメリカとウクライナの化学兵器禁止条約違反に関するロシア国防省のブリーフィングで述べた。

ロシアの代わりに、ウクライナ、ポーランド、リトアニア、つまり化学兵器を保有したことのない国々が加盟したことを指摘した。

「こうして、別の国際的なプラットフォームが形成され、その活動はアメリカによって完全にコントロールされ、彼らにとって好ましくない国との政治的な決着をつけるために利用されている」

とキリロフ氏は述べた。

ロシア国防省は、OPCWのロシアに対するさらなる活動がどのような方向で組織されるかを理解しているという。

「シリアの軍用化学物質に関する資料の調査と同様に、投票権や選挙権、関連機関の役職を剥奪することで、条約の締約国としてのロシアの権利を奪う決定が下されることが予想される。将来的には、ロシア連邦の『違反疑惑』に関する資料は、シリアに関してすでに実施されたように、国連総会と安全保障理事会に送られるだろう」

と同総長は述べている。

以上。

日本語:WAU

「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」

RIAノーボスチは、TASSやInterfaxと並んで、ロシアで最も重要な報道機関の1つと考えられています。2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏は、「国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について」という法令により、RIA Novostiメディアグループが正式に解散されました。しかし、その代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ(Rossiya Segodnya)が設立され、RIAノーボスチのブランドを引き続き使用することになりました。

それ以来、RIAノーボスチは、ロシアと海外のあらゆる主要な出来事について、視聴者に正確かつ最新の情報を提供し続けているとされています。(詳細

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