写真は、ニューヨークのブルックリンにある放射性降下物シェルターの看板 © Epics / Getty Images
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日本時間10月20日14:25 ロシア・トゥデイ(RT)
現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
注意:以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。
「アメリカ、地下実験場で核爆発を実施」
ロシアが核実験禁止条約から脱退する動きを見せた直後の動き
アメリカはネバダ州の核実験場で地下爆発実験を行った。
ロシアの国会がすべての核実験を禁止する国際条約からの離脱を承認した直後だった。
水曜日にネバダ州国家安全保障施設(NNSS)で行われた実験では、「化学高火薬と放射性追跡装置」が使用されたと、アメリカエネルギー省国家核安全保障局(NNSA)は声明を発表した。
NNSAのコリー・ヒンダーステイン副長官(国防核不拡散担当)は、
「これらの実験は、アメリカの核不拡散目標を支援するための新技術開発の努力を前進させるものである。地下核爆発実験の検出を改善することで、世界的な核の脅威を減らすのに役立つだろう」
と述べた。
「アメリカの複数の研究所が様々なタイプのセンサーを使ってデータを収集し、新しい爆発予測モデルと検知アルゴリズムの検証に役立てる」
とプレスリリースは付け加えた。
アメリカの実験は、ロシア下院が1996年の包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准撤回に関する法案を可決した数時間後に行われたが、これは包括的核実験禁止条約(CTBT)を批准しなかったアメリカとロシアが対等になるための措置であった。
ウイーンの国連特使であるミハイル・ウリヤノフ氏は、CTBTからの脱退が最終決定された後も、無理強いされない限り、核実験の非公式なモラトリアムを維持するというモスクワのコミットメントを繰り返した。
「決して絶対とは言わないが、実験が再開される可能性もある。このような事態は、現代世界や安定維持にとってマイナスだと思う。国際関係には十分な混乱があり、これ以上強力な要因を増やしたくはない」
と彼はロシアメディアのインタビューで語っていた。
ロシアのプーチン大統領は、
「アメリカが核兵器近代化の一環として核実験を再開すれば、モスクワもそれに追随するだろう」
と述べている。
1990年代初頭以来、両国とも実地核実験を行っていなかった。
モスクワの最後の実験は1990年で、ソ連が崩壊する前だった。
日本語:WAU
以上。
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