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ウクライナ紛争におけるプーチンの目標:ロシア大統領が語る、ウクライナ紛争における現状と将来展望

写真は、2023年6月13日、クレムリンで軍事特派員と会談するロシアのウラジーミル・プーチン大統領© The Kremlin/Handout

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日本時間06月14日02:44 ロシア・トゥデイ(RT)

注: 現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。

しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。

したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。

「ウクライナ紛争におけるプーチンの目標」

ロシア大統領が語る、ウクライナ紛争における現状と将来展望

日本語:WAU

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は火曜日、クレムリンで開催された戦場記者たちの会合で、ウクライナにおけるロシア政府の軍事作戦の目標は変わっていないことを強調し、実際、ウクライナ政府の最近の攻撃はロシア政府にとって有益であると述べた。

また、プーチン大統領はウクライナがナチスの協力者であるステパン・バンデラを称賛していることや、南部戦線での戦闘が継続していること、さらにはカホフカ・ダムの事故の影響にも言及した。

1. モスクワの目標は変わらない

プーチン氏は2022年2月に提示された目標が「本質的なもの」であり、具体的な細部は状況の進展に応じて変更されることもあるが、基本的には変わらないと述べた。ウクライナの非武装化は「徐々にかつ計画的に」進んでおり、ウクライナ軍は現在、西側の武器、装備、弾薬に完全に依存し、現地での生産能力はない状態である。ドンバスの住民の保護に関しては進展が見られるが、ウクライナは爆撃を継続している。ウクライナ軍の無人機による攻撃や侵攻が続けば、ロシア政府はウクライナ領内に「緩衝地帯」を設定し、射程圏外に押しやることを検討する可能性がある。プーチン氏は「作戦開始時に設定した目標に関して、今も根本的な変化は起きていない」と述べた。

2. ウクライナ攻勢の進捗状況

ウクライナ政府は6月4日、西側諸国から提供された兵力と装備を使って大規模な攻勢を開始したが、どの分野でも成功はしなかった。「彼らは大きな犠牲を払っている。10倍以上の犠牲者を出している」とロシア大統領は述べた。装備の面では、ウクライナはすでに西側諸国から提供されたものの30%を失っており、ロシアの3倍の戦車も含まれている。

3. ロシアがウクライナと違う理由
プーチンは、ダリヤ・ドゥギナやウラドレン・タタルスキーのようなジャーナリストや公人の暗殺、あるいはザハール・プリレピンへの攻撃に対処するための戒厳令導入についての質問に対し、「我々は法の政府であり、彼らはテロに基づく政権のように振る舞っている」と述べた。ロシアは「テロリストの手法を使うことはできない」が、キエフの陰謀に対抗するために治安機関の仕事を強化すると述べ、戒厳令を導入する必要はないとも付け加えた。

4. 再度の出動はあるのか?

ロシア大統領は、キエフへの進軍が決まればより多くの軍隊が必要になるが、現在の状況下では必要ないと述べた。昨年秋に招集された30万人の予備員に加えて、15万人以上が契約兵役に申し込み、そのペースは週に9,500人である。正規の兵役に就いている新兵もベルゴロドで戦闘を経験し、立派に任務を果たしている。

5. 紛争における産業の役割について

ロシアは8年前に国防産業の改革に着手したが、今回の紛争で、無人機利用の可能性など、残された欠点が明らかになったとプーチンは述べた。敵対関係が始まって以来、ロシアの産業界は特定のシステムで生産量を最大10倍に増やし、3交代制で操業している企業もある。一方、ウクライナの能力はほとんどなくなっており、完全に西側に依存している。西側諸国は、兵器納入が法律違反になろうとも気にせず、ロシアに関しては目的を達成できないことにまだ気づいていない。「彼らはそのことを理解しなければならないだろう。彼らは徐々にそうなると思う」とプーチンは述べた。

以上。

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