写真は、2023年6月6日、安全保障理事会で発言する中国の国連常駐代表の張俊氏 © AP / Yuki Iwamura
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日本時間06月07日05:44 ロシア・トゥデイ(RT)
注: 現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
「中国、核による大惨事の可能性を憂慮」
北京の国連特使が、カホフカ・ダムの事故による危険性を警告
日本語:WAU
ドニエプル川のカホフカ・ダムの破壊は、ザポロジエ原子力発電所を危険にさらす可能性があると、中国の張俊国連大使は火曜日に安保理で語った。北京はウクライナとロシアに対し、このようなことが起こらないようにするよう求めている。
「我々は、カホフカ水力発電所のダム破壊に大きな懸念を表明する」
と、張は国連安全保障理事会の特別会合で語った。
カホフカ貯水池はヨーロッパ最大の原子力発電所の冷却水の主要な供給源であることに触れ、張氏は貯水池の水が後退し続けていることを指摘し、「将来的に原子力発電所への送水を続けることができなくなる可能性がある」と付け加えた。
「中国は、原子力災害が発生した場合、誰も免責でいられるわけではないことを改めて表明する。最大限の自制を求め、対立を激化させ、誤算を招くような言動を避け、ザポロージェ原子力発電所の安全・安心を維持する」
と張は述べた。
「いかなる当事者も、特に重要な影響力を持つ国も、火に油を注いで緊張を激化させるべきではないし、ましてや拡大した危機から利益を得て自らの戦略課題を進めようとするべきではない」
と、中国の特使は付け加えた。
ウクライナは、ロシアがダムを爆破し、ウクライナ領のケルソンを含む川下の町や都市を水浸しにしたと非難している。モスクワは、ウクライナが過去にダムを攻撃し(アメリカから供与されたHIMARSロケットを使用)、カホフカダムが崩壊する直前にドニエプル川上流の貯水池から放水したと指摘し、キエフを非難している。
エネルゴダールのザポロージエ原子力発電所は、6つの炉心を持ち、ヨーロッパ最大の原子力発電所である。昨年3月からロシア軍が管理している。これがある地域は2022年末にロシアへの加盟を投票で決めたが、ウクライナは不法占拠されていると主張している。
ロシアが国連安全保障理事会に提出した証拠によると、ウクライナの大砲は昨年、複数回にわたってZNPPを標的にしている。9月には、ウクライナ軍がエネルゴダールを攻撃したことを報告書で認めている。また、ウクライナのコマンドーは、国際原子力機関(IAEA)のオブザーバー・ミッションの訪問に先立ち、施設の占拠を試みたが、その攻撃は失敗した。
IAEAのラファエル・グロッシ代表は火曜日、「原発の安全性に当面のリスクはない」と主張した。ロシアのザポロジエ州知事代理エフゲニー・バリツキー氏も、現在のZNPP付近の水位は 「非定常」だが、それでも「許容範囲」だと述べた。
以上。
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