写真は、2023年6月3日、シンガポールで開催された第20回シャングリラ対話サミットに出席した国防相と代表団© Roslan RAHMAN / AFP
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日本時間06月04日14:26 ロシア・トゥデイ(RT)
注: 現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
「トップスパイがシンガポールで秘密会議を開催 – ロイター報道」
ウクライナ紛争や国際犯罪など議題に取り上げられた
日本語:WAU
ロイター通信は日曜、情報筋からの話として、20数カ国の情報機関高官がシンガポールで秘密裏に会合を開き、ウクライナ紛争を含むテーマについて非公式に話し合っていると報じた。
取材に応じた身元不明の5人によると、この会談は安全保障フォーラム「シャングリラ・ダイアローグ」の傍らで行われ、シンガポール政府が進行役を務めたと言う。同様の会合は数年前から開催されていたとされるが、これまで報道されることは無かった。
正確な参加国のリストは明らかにされていないが、アメリカ国家情報長官であるアブリル・ヘインズ(Avril Haines)を含む、インドと中国の高官も参加者として名前が挙がっている。
ロイターの情報筋によると、ロシア代表はこの会合に出席していないことが指摘された。ウクライナのウラジミール・ガブリロフ副国防相は、シャングリラ対話サミットには出席したものの、会議自体には出席していなかったと述べている。
議題の詳細は明確ではないが、情報長官たちが国際犯罪に対抗するための取り組みについても話し合ったと伝えられている。
ロイターの情報筋の一人は、
「この会議は国際的な裏舞台で重要な位置を占めている。この会議は技巧の祭典ではなく、むしろ意図と深い理解を促進するための手段」
と表現している。
この情報源はさらに、
「情報機関間では、より公式でオープンな外交が困難になった際に話し合うという暗黙の了解が存在する」
と付け加えた。
また、別のロイターの情報筋は、会議の雰囲気が協力的であり、対立的ではなかったと評価している。
シャングリラ・ダイアログは、英国の独立系シンクタンクである国際戦略研究所が2002年から定期的に開催している安全保障サミットである。アジア太平洋の安全保障問題を議論し、対話を促進するためのプラットフォームとして機能している。
フィナンシャル・タイムズ紙は、ビル・バーンズCIA長官が先月中国を訪問し、ワシントンが米中関係の悪化を極度に懸念していることを示唆したと報じたが、今回のスパイチーフ会談はこれまでにまだ報じられていない。
この訪問が報じられた頃、ジョー・バイデン大統領は、アメリカと中国の関係が「雪解け」することを期待すると述べている。
以上。
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