Photo 出典元© Global Look Press / Michael Nagle
日本時間05月06日 13:09 ロシア・トゥデイ(RT)
注: 現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
「アメリカの2000以上の銀行が債務超過に陥っていることが判明」
アメリカの銀行セクターが現在、深刻な危機に直面している
日本語:WAU
アメリカにある4,800の銀行のうち、ほぼ半数が資本準備金を使い果たし、債務超過に近い状態にあると、今週初めにデイリー・テレグラフ(The Daily Telegraph)が銀行の専門家グループの話を引用して報じた。
スタンフォード大学の銀行専門家であるアミット・セルー教授によると、アメリカの金融機関の約半数が水面下にあると言う。
「シリコンバレー銀行とファーストリパブリックだけの問題だと思わないでほしい。アメリカの銀行システムの多くは、潜在的に債務超過に陥っているのです」
先週、ファーストリパブリックはアメリカの金融規制当局に接収され、アメリカ最大の銀行であるJPMorganに買収された。
サンフランシスコを拠点とするこの金融機関は、以前、ウォール街の銀行グループから預金という形で300億ドルの救済措置を受けていたが、ファーストリパブリック銀行の売却は、3月の大規模な預金流出に続き、2つの地域金融機関、シリコンバレー銀行とシグネチャー銀行が数日のうちに破綻したことに起因する。
木曜日には、ロサンゼルスに本社を置くパックウェストとアリゾナのウェスタン・アライアンスの株価が大幅に下落し、取引停止処分となり、週の初めには、アメリカのいくつかの地方金融機関の株価が少なくとも15%急落し、他の中堅銀行の財務状況に対する投資家の懸念が引き起こされた。
フーバー研究所(Hoover Institution)の報告書によると、アメリカ国内の約2,315の銀行が現在、負債を下回る価値の資産を抱えているとして、これらの金融機関のローンポートフォリオの市場価値は、記載された簿価よりも2兆ドルも低いと報告されている。
セルー教授は、危機に陥った中堅金融機関が直面する問題に取り組むために、アメリカの金融監視当局がとった措置に疑問を投げかけた。
同教授によると、規制当局は一時的にすべての預金を保証することで、当面の流動性危機を抑えることができるという。
以上。
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