Photo 出典元 セルゲイ・ナリーシキン © Sputnik / Nina Zotina
日本時間02月27日 17:45 ロシア・トゥデイ(RT)
注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう(フェイクニュースも少なくありません)。
しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのか、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する事が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。
従って、ウクライナ紛争が続いている間は、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースや論説などを全面的に紹介します。
「ロシアの情報庁長官、CIA長官の主張に反論」
ウィリアム・バーンズは、昨年11月のアンカラでの会談で、セルゲイ・ナリシキンが「傲慢さ」の兆候を見せたと示唆した
日本語:WAU
ロシア対外情報庁(SVR)の長官は、昨年11月にトルコで行われたCIA長官との会談について、肯定的な評価を下した。
セルゲイ・ナリシキン氏の発言は、ウィリアム・バーンズ氏が、
「ナリシキンは、交渉中に非常に反抗的な態度と生意気さと傲慢さを見せた」
としてロシア側を非難した後に飛び出したものだ。
月曜日に記者会見したナリシキン長官は、CBSニュースのインタビューでのバーンズ氏のこの発言についてコメントを求められ、その中で彼は両者の高官級会談を、
「かなり気落ちした」
と表現した。
「私は今でも同僚のウィリアム・バーンズ氏との会談の性質と結果を肯定的に評価している」
とナリシキン氏は述べ、
「トルコの首都での交渉は実質的で、非常に快適な雰囲気の中で進められた」
と指摘した。
ロシアの情報庁長官は、アメリカのカウンターパートに「大きな敬意」を表明した。
「バーンズ氏は、非常に経験豊富で巧みな外交官でありながら、おそらくまだCIA長官としての経験は浅いのだろう」
とナリシキン氏は述べた。
ロシア調査庁長官は、交渉は2時間半に及んだと指摘し、
「これだけでも、どちらかが生意気に、無礼に、傲慢に振る舞えば、会談はこれほど長くは続かないということがわかる」
と付け加えた。
ナリシキン氏はまた、バーンズ氏がなぜそのような印象を持ったのかについて推測した。
「多分、彼はこの会話、会談の間、私が自分の意見だけでなく、何百万人ものロシア国民の意見に裏付けされていることを理解したのだろう」
この会談は11月中旬にアンカラで行われ、ロシアが2022年2月にウクライナで軍事作戦を開始して以来、アメリカとロシアの高官が直接接触するのは初めてだったとみられている。
当時、ホワイトハウスは、
「バーンズ長官がロシアによる核兵器使用の結果と、戦略的安定に対するエスカレーションのリスクに関するメッセージを伝えた」
と述べていた。
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、この会談はジョー・バイデン大統領の要請で開催されたと述べた。
ナリシキン氏自身は11月下旬、ロシアのメディアに対し、核安全保障の問題のほかに、ウクライナ紛争に特化した会合であったことを明らかにている。
以上。
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