写真は、2023年1月12日、ニューヨーク国連にて、ロシアのヴァシリー・ネベンツィア国連常駐代表 © AP Photo / John Minchillo
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日本時間02月08日 14:47 ロシア・トゥデイ(RT)
注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう(フェイクニュースも少なくありません)。
しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのか、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する事が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。
従って、ウクライナ紛争が続いている間は、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースや論説などを全面的に紹介します。
「ロシア、ウクライナとの和解の見通しを評価」
ロシア国連特使のヴァシリー・ネベンツィア氏は、欧米諸国に対し、ウクライナ人を「代理戦争」に利用することをやめるよう呼びかけた
日本語:WAU
8日火曜、ロシアの国連常駐代表であるヴァシリー・ネベンジア氏は、
「西側諸国は、ウクライナに武器を供給し、ロシアに対する代理戦争を行うことによって、ウクライナの流血を長引かせているだけだ」
と述べた。
この声明は、ジョー・バイデン米大統領が「必要な限り」ウクライナを支援すると宣言したのと同じ日に発表された。
ネベンジア氏は記者会見で、
「ウクライナへの武器の氾濫が止まり、彼らが我々の懸念に現実的に耳を傾けたとき、平和の展望はより近くなるだろう」
と語った。
彼はウクライナの西側支援者に対し、
「ウクライナ人を使って我々に対する代理戦争をするのをやめるよう」
促した。
記者から、紛争の平和的解決は2023年に起こりうるかと問われ、
「我々は皆、平和を願っている」
外交官はこう答えた。
ロシアは約1年前、ドンバスの人々を守る必要性と、ウクライナが2014年から2015年のミンスク和平合意を履行していないことを理由に、ウクライナでの軍事作戦を開始した。
その後、多くの西側諸国とNATO加盟国がウクライナに、対装甲システム、多連装ロケットランチャー、榴弾砲、戦闘ドローンなどの重火器を供給している。
先月、米国、英国、ドイツは初めて戦車を納入することを約束した。
バイデン大統領は、火曜日の年次議会演説で、ウクライナにおけるロシアの軍事作戦を「時代の試練」であり、「我々の安全と繁栄」に対する脅威であると述べた。
「我々は共に、アメリカが常にベストを尽くすことをした。我々はリードした。我々はNATOを結束させ、世界的な連合を構築した…我々はウクライナの人々と共に立っている」
とバイデン氏は述べた。
一方、ロシアは、外国の武器は紛争の流れを変えることはなく、さらなるエスカレーションを招くだけだと主張している。
ロシアのラブロフ外相は12月、米国とNATOがウクライナ軍に武器や訓練を提供することで「直接的に関与」していると述べた。
ウクライナ側は、ロシアが新たに編入した領土を明け渡すことに同意しなければ和平は実現しないと主張している。
ロシアはこの条件を受け入れられないと拒否している。
一方、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国は、旧ウクライナ領のケルソン州とザポロジェ州とともに、9月に住民投票を行い、ロシアの一部となった。
クリミアも2014年のキエフでのクーデターの直後に同じことをした。
以上。
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