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RIAノーボスチ・ロシア国際通信「ウクライナ国営送電会社が緊急事態を宣言」

写真は、ウクライナの送電線 © AFP 2022 / Bulent Kilic

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日本時間12月16日21:51 RIAノーボスチ

注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたウクライナ擁護側から発信されているものに限られていると言ってよいでしょう。 中にはフェイクニュースも少なくありません

しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する方が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。

従って、ウクライナ紛争が続いている間は、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースソースを全面的に紹介しています。

「ウクライナ国営送電会社が緊急事態を宣言」

ウクレネルゴは、エネルギーシステムの消費量の50%以上が失われたため、非常事態を宣言した

日本語:WAU

12月16日、ウクライナの親ロシア・オンラインサイト、Strana.uaによると、国営企業「ウクレネルゴ」は、ウクライナの電力システム消費の半分以上が失われたため、緊急事態を宣言した。

「国全体のエネルギー消費システムの50%以上の損失があり、それはシステム障害の発生を意味する」

とウクレネルゴは自社のテレグラムで述べた。

金曜日の朝、ウクライナ全土で航空警報が発令され、各都市で爆発音が聞こえた。

ゼレンスキー事務所副所長のキリル・ティモシェンコ氏によると、エネルギーインフラの損傷により、国中で緊急停電が導入された。

キエフ市のヴィタリー・クリチコ市長は、ウクライナの首都のいくつかの地区で爆発があり、市は停電を開始したと発表した。

また、ハルキウ地区では完全に電力が遮断された。

同市のイーゴリ・テレホフ市長は、爆発はインフラ設備を直撃したと強調した。

クレメンチュグ地区では暖房と照明が失われ、ポルタヴァ地区では電気が来なくなった。

ドニプロペトロウシク地区では2つの強力な爆発があったと、同市在住のマクシム・ブジャンスキー下院議員の発表を引用してウクライナ独立通信社が報じた。

その他、地元メディアは地方での爆発についても報道した。

ロシア軍は10月初旬から、ウクライナの軍政施設、防衛複合施設、関連するエネルギーインフラに対してミサイル攻撃を開始した。

これは、クリミア橋へのテロ攻撃とロシア国内の民間人を標的にした攻撃に対応するもので、ロシア政府はウクライナの治安部隊が背後で関与していると推定している。

ウクライナのデニス・シュミーガル首相は、同国のエネルギーシステムの半分近くが使用不能に陥ったと主張した。

ウクライナでは、2月24日から特別軍事作戦が展開されている。

プーチン大統領は、ドンバスの解放とロシアの安全を保証する条件の整備が最終目標であるとした。

以上。



「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」

RIAノーボスチ・ロシア国際通信は TASS や Interfax と並んで、ロシアで最も重要な報道機関の一つと言われています。 2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏の『国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について』という法令により、RIA Novostiメディアグループは正式に解散しましたが、代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ(Rossiya Segodnya)が設立され、引き続きRIAノーボスチのブランドを使用することになりました。

それ以来、RIAノーボスチは、ロシアと海外のあらゆる主要な出来事について、正確で最新の情報を視聴者に提供し続けていると言います(詳細:ロシア語」

WAUメディアからのコメント:ここまで読み進めていただいた貴重なお時間ありがとうございます。記事へのご意見ご感想お待ちしてます。コメントは↓

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