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RIAノーボスチ・ロシア国際通信「7月、ほとんどのEU諸国がロシアからの物品輸入を増加」

写真は、EU・ロシア国境協力プログラムの枠組みで建設された自転車専用道路「スピット・トゥ・スピット」を走るサイクリング・レースのスタート地点に立つEUとロシアの国旗© RIA Novosti / Mikhail Golenkov

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日本時間10月25日13:43 RIAノーボスチ

「7月、ほとんどのEU諸国がロシアからの物品輸入を増加」

EUの6カ国は7月にロシアへの輸出を増加させ、首位はスロベニアとクロアチアだった

日本語:WAU

10月25日、RIAノーボスチ通信が各国の統計当局のデータに基づいて計算したところによると、EUの6カ国は7月に対ロシア輸出を前年比で増やし、EUの16カ国はロシア製品の輸入を増やしている。

スロベニア(6倍)、キプロス(3.4倍)、チェコ(3.1倍)、ギリシャ(3倍)、イタリア(2.2倍)など、ロシアからの輸入が数倍になっている国もある。

その他、輸入が増えたのは、オーストリア(12%増)、ベルギー(89%)、ブルガリア(95%)、ハンガリー(77%)、ドイツ(10%)、スペイン(68%)、ルクセンブルク(16%)、オランダ(15%)、ルーマニア(9%)、スロバキア(21%)、クロアチア(2%)であった。

同時に、月次ベースでは、EU8カ国が対ロ輸出を増加させている。

最も伸びたのはルーマニア(78%)、リトアニア(28%)、オランダ(21%)であった。

ベルギー、ブルガリア、スペイン、スロベニア、クロアチアの輸出も増加した。

同局の分析によると、7月の輸出額トップは、ロシアに約1,840万ユーロを供給したクロアチアと、昨年より59%多いスロベニア(9800万ユーロ)である。

エストニア(16%)、ブルガリア(10%)、オーストリア(5%)、ラトビア(1%)も年間ベースで財貨輸出を増やした。

他の圏域の国々はロシアへの輸出を減らしており、供給が最も減ったのはキプロス(-99%)、ルクセンブルク(-82%)、フランス(-76%)、スウェーデン(-75%)、チェコ共和国(-70%)であった。

7月のロシア製品の輸入は、キプロス向けが8倍、ギリシャ向けが1.7倍など9カ国で月次ベースで増加した。

また、チェコ、フィンランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルグ、スウェーデン、 チェコ共和国が6月時点に比べ購入額を増やした。

欧米はウクライナを理由にロシアへの制裁を強化した結果、電力、燃料、食料の価格高騰を招いた。

一方、ロシアのプーチン大統領が指摘するように、ロシア封じ込め・弱体化政策は欧米の長期戦略でありながら、この制裁は世界経済全体に深刻な打撃を与えている。

以上。


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日本語訳について

「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」

RIAノーボスチ・ロシア国際通信は TASS や Interfax と並んで、ロシアで最も重要な報道機関の一つと言われています。 2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏の『国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について』という法令により、RIA Novostiメディアグループは正式に解散しましたが、代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ(Rossiya Segodnya)が設立され、引き続きRIAノーボスチのブランドを使用することになりました。

それ以来、RIAノーボスチは、ロシアと海外のあらゆる主要な出来事について、正確で最新の情報を視聴者に提供し続けていると言います(詳細:ロシア語」

注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう。 中にはフェイクニュースも少なくありません

しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する方が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。

従って、この一連のウクライナ紛争のニュースに関しては、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースソースを全面的に紹介しています。

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