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「トランプ氏、米国のウクライナ支援を非難」

写真は、タンパで開催された「ターニングポイント・アメリカ学生運動サミット:Turning Point USA Student Action Summit」で演説するドナルド・トランプ元大統領 © AP / Phelan M. Ebenhack

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ロシア時間7月24日 07:33 ロシア・トゥデイ(RT)

「ロシア・トゥデイ(RT)について」

ロシア・トゥデイ(RT)は、ロシア連邦予算からの公的資金で運営されている、自律的な非営利団体です。2005年に最初の国際ニュースチャンネルを開設したRTは、現在、9つのテレビチャンネルでニュース、時事問題、ドキュメンタリーを放送する24時間体制のグローバルなニュースネットワークであり、6つの言語によるデジタルプラットフォームと、姉妹ニュースエージェンシーのRUPTLYを擁しています。

現在、RTは5大陸、100カ国以上で視聴可能です。主流メディアが見落としているストーリーをカバーし、時事問題に対する新たな視点を提供し、主要なグローバルイベントに対するロシアの視点を国際的な視聴者に伝えています。 2021年1月の時点で、RTのウェブサイトは合計で1億5000万以上の月間アクセス数を記録しています。2020年、RTは世界のTVニュースネットワークとして初めて、YouTubeのチャンネル全体で100億ビューを達成しています。

注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう(フェイクニュースも少なくありません)。

しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する方が賢明だと思います。 従って、この一連のウクライナ紛争のニュースに関しては、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する 国のニュースソースを全面的に解説しています。

「トランプ氏、米国のウクライナ支援を非難」

日本語解説:WAU

ロシアと対立するウクライナに資金や武器を渡すには、米国は自国の問題を抱えすぎていると、ドナルド・トランプ元米大統領が述べたと、ロシア・トゥデイ(RT)が伝えている。

「ウクライナにもっと支援を提供すべきなのは、紛争の影響をはるかに受けているヨーロッパである」

と元米大統領は主張したと言う。

23日土曜に、フロリダ州タンパで開催された学生運動サミットで、トランプ氏は大統領在任中にEUのNATO加盟国に防衛費をGDPの2%まで引き上げるよう働きかけたことを振り返った。

トランプ氏は、

「当時、米国はヨーロッパに利用されたのだが、今またウクライナをめぐって同じことが起こっている」

と述べたと言う。

「我々はこれまでウクライナに600億ドル以上の資金を提供してきた。明らかに我々よりはるかに大きな影響を受けている欧州諸国は、そのごく一部しか援助していない。もし私がまだ大統領であったなら、ヨーロッパ)に行って、『いいか、我々と同じかそれ以上の金を出すんだ』と言うことができただろう。そして、彼らは喜んでそれを実行しただろう。しかし、我々は金を出すだけだ。そして、35兆ドルの借金を抱えている。我々はこれらすべての問題を抱えている」

と述べ、米国の記録的なインフレやエネルギー危機などの問題に言及した。

また、トランプ氏は、米国が大規模なレベルの支援を行っても、ウクライナの現場の状況が変わるかどうかは疑問視している。

このウクライナ危機については、

「今、解決するのはもっと大変だ」

とも述べたと言う。

「ロシアはウクライナの35倍の火力を持っている。そして、我々が送り込んだ兵器を抹殺しようと狙っている。多くの悪いことが起きている」

元大統領の任期中、米国はロシア、中国、北朝鮮と「何の問題も」なく、ウクライナについては「誰も話題にすらしなかった」と元大統領は主張した。

「しかし、ジョー・バイデン政権下のわずか2年間で、米国はこれまでで最も強い国から…おそらく最も弱い国になった。特に、世界中からの評価や尊敬を含めれば。我々はもはや誰からも尊敬されていないのだ」

とトランプ氏は語ったと言う。

「2年前、我々はエネルギー面で自立していた…今、我々は乞食国家となり、バイデンは土下座して、世界中の国々からエネルギーを求めている。ベネズエラ、サウジアラビア、世界中の国々を訪問し、助けを求めているのだ」

と付け加えている。



解説者からのコメント: さて、2024年の米国大統領選挙にトランプ氏は再び出馬するのだろうか? まだ正式には表明していないものの、各イベント会場でのトランプ氏の演説は、「私しか次の大統領はいない」事を聴衆にほのめかしている。というより、聴衆の反応をチェックしていると表現する方が正しいかも知れない。2020年の「奪われた選挙」のあと、アメリカと世界を激変し、今、そのつけがアメリカを直撃している。 正直、「どうしたら問題を解決できるのかわからない」が彼の音ではないだろうか。

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