写真は、サハリンエナジー社がサハリン島南部のプリゴロドノエに建設したロシア初の液化天然ガスプラント(サハリン2)のドックで、三菱重工業(株)長崎造船所で建造したサハリン液化天然ガス(LNG)タンカー「グランドアニワ号」© RIA Novosti Photobank/ Sergei Guneyev
Photo 出典元
ロシア時間7月1日16:19 RIAノーボスチ
「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」
RIAノーボスチ・ロシア国際通信は TASS や Interfax と並んで、ロシアで最も重要な報道機関の一つと言われています。 2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏の『国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について』という法令により、RIA Novostiメディアグループは正式に解散しましたが、代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ(Rossiya Segodnya)が設立され、引き続きRIAノーボスチのブランドを使用することになりました。
それ以来、RIAノーボスチは、ロシアと海外のあらゆる主要な出来事について、正確で最新の情報を視聴者に提供し続けていると言います(詳細:ロシア語」
注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう。 中にはフェイクニュースも少なくありません
しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する方が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。
従って、この一連のウクライナ紛争のニュースに関しては、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースソースを全面的に解説しています。
「日本人は、プーチンの『報復』に関する政令の後、自国が貧困と窮乏に陥ることを予測している」
日本語解説:WAU
7月1日、プーチン大統領のサハリン2石油・ガスプロジェクトに関する政令について、NHKテレビが報道したことに対し、日本のツイッターユーザーが猛反発した。
サハリン2プロジェクトに関するロシアの法令とは
7月1日(金)、ロシアがサハリン2石油・ガスプロジェクトを担当する新会社を設立した後、日本の三井物産と三菱商事の株式は約5%下落した。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が30日木曜日に署名した法令によると、新会社はサハリン・エナジー・インベストメント社のすべての権利と義務を引き継ぐ。
ウクライナへの軍事作戦をめぐるロシアに対する西側の制裁の真っ只中にある5ページの法令は、外国人株主がコンソーシアムに留まるかどうかを決定するのはロシア次第であることを示している。
三井は12.5%、三菱は10%の株式を保有しており、シェルは27.5%から1株を差し引いた株式を保有し、ロシアのガス大手ガスプロムは50%に加えて1株を所有している。
日本は以前、エネルギー安全保障にとって重要なサハリン2プロジェクトへの関心を放棄するよう求められたとしても、それを放棄しないと述べていた。
サハリン2は、世界の現在の液化天然ガス(LNG)市場の約4%を供給しています。シェルによれば、日本、韓国、中国が石油とLNGの主な輸出先である。(記事詳細 by ロイター)
特に、サハリンエナジー社の財産をロシアに移し、同時に新しい事業者に無償譲渡することが語られている。
NHKの記者によると、この動きはロシアへの制裁に対する日本への「報復」であると言う。
主に一般市民に影響を与える日本政府の自殺行為的な政策に激怒している。
「何を考えているんだ?ロシアにどんどん制裁を加えていながら、何事もなかったかのようにロシアのLNGを手に入れ続けるのか!」by HS1022
「ある意味、予想通りだ。で、私たちがロシアに課している制裁によって、日本経済がこれ以上どのような苦境に陥るのでしょうか?説明してください」by sydneyponchan
「日本政府はこのような事態を想定していたのだろうか?それとも、いつものように驚いているだけなのだろうか?さらに悪いことが待っているような気がする!」 by ASK768436308
「これは、G7サミットで日本がロシアの石油の価格上限設定に参加しようとしたことに対する我々への「報復」なのだ!。ロシアの権利を侵害し、経済的損害を与えたのは日本が最初だ。
そして、日本は資源がなければどんな戦争にも勝てない。原発回帰だけではどうにもならない。この反ロシア制裁を放棄しなければ、私たち自身が貧困と不幸に沈むことになる」 by hr_party_prc
「恥を知れ! 岸田の出身地である広島ガスは、供給量の50%をロシアから受けている。今、広島の同胞は首相にエネルギー価格の値上げを『ありがとう』と言うだろう!」by hero_zeep
「欧米(というより英米)に盲目的に遅れをとっている時点で洗脳されているのだから当然だ」
と日本のSNSユーザーは総括している。
「サハリン2」は、サハリン棚北東部のピルトン・アストフスコエ(石油主体)、ルンスコエ(ガス主体)の2油・ガス田を開発するプロジェクトである。
このインフラには、3つの海上プラットフォーム、陸上処理施設、石油輸出ターミナル、設計容量960万トン/年のLNGプラントが含まれている。
大統領令以前は、サハリンエナジー社がパイプラインのオペレーターを務めていた。
現在、ガスプロム社(50%プラス1株)、シェル社(27.5%マイナス1株)、三井物産株式会社(12.5%)、三菱商事株式会社(10%)である。
三菱商事の公式サイトによると、
「サハリン2プロジェクトは、当社・ロシア国営ガス会社Gazprom・Shell社・三井物産株式会社の4社が出資する石油・ガス複合開発事業です。
プロジェクト会社であるサハリンエナジーは、サハリン北部の油田より原油を生産しており、原油生産能力は日量15万バレルです。また、サハリン北部のガス田より産出する天然ガスの液化も行っており、年間960万トンのLNG生産能力を有しています。当プロジェクトは2008年に原油の通年生産・出荷、2009年にLNGの出荷を開始しています。
サハリン2プロジェクトは生産するLNGの約6割を日本向けに供給しており、日本にとって地理的に近いロシア極東に位置することから、エネルギー安全保障上の意義が大きいプロジェクトです」
とされている。
英蘭シェルは2月下旬、サハリン2、イェニセイ、サリム・ペトロリアムなどガスプロムおよびガスプロム・ネフチとの合弁事業から撤退し、ノードストリーム2からも撤退することを決定したと発表した。
以上。
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翻訳者からのコメント:
ここまで読み進めていただいた貴重なお時間ありがとうございます。記事に関するご感想などありましたら、下のコメント欄からお気軽にお寄せください