写真は、カザンで開催されたBRICS首脳会議©主催機関 brics-russia2024.ru
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日本時間10月22日06:00 RIAノーボスチ
ウクライナ紛争と中東の戦争：バイアスを超えて
世界的な紛争は、私たちの情報源に大きな影響を与えています。特にロシアとウクライナの紛争、およびイスラエルとハマスとの戦争については、我々が日本で入手する情報のほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えるでしょう。しかし、これらの紛争について客観的に理解するためには、当事者両方の主張を聞くことが重要です。
フェイクニュースの流布も問題ですが、我々は自己分析を行い、情報を適切に判断する能力を持っています。特に外交政策に影響を与える問題については、慎重なアプローチが求められます。誤った情報に基づいて判断を下すことは、国際的な関係において取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争と中東の戦争が続く限り、我々はロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説を積極的に紹介し、バイアスを超えて客観的な視点を持ち続けます。
「この3日間ですべてが決まるー ロシアは公正な世界への道を見つけた」
カザンで開催されるBRICSサミットには、30カ国以上の首脳が出席する。
モスクワ、10月22日-RIAノーボスチ、レナト・アブドゥリン。
第16回BRICSサミットがカザンで開幕する。
この3日間のイベントには、BRICS加盟国の首脳だけでなく、多くの著名な政治家も出席し、重要な交渉や歴史的な合意も予定されている。
この会議で期待される主なことについて、以下にRIAノーボスチが伝えた。
地位を明確にする
2024年、ロシアはBRICSの議長国となり、サミットを主催する。
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカに、エジプト、アラブ首長国連邦、イラン、エチオピアが加わった。
写真：カザン・クレムリンの壁面を使った光のショーのリハーサル© RIA Novosti / Alexander Kryazhev
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さらに、ドミトリー・ペスコフ・ロシア大統領報道官が指摘したように、サウジアラビアの状況はここ数日で明確になる。
「BRICSは、その活動の根底にある原則的な姿勢を共有する国々、つまり同じ志を持つ国々を、ますます多くの支持者に引きつけている」
と、ロシアが議長国に就任した1月にウラジーミル・プーチンは述べた。
その基本理念とは、
「主権の平等、発展の道を自ら選択することの尊重、利害の相互考慮、開放性、コンセンサス、多極的世界秩序と世界金融・貿易システムの公正なモデルの追求、現代の最も深刻な問題に対する集団的解決策の模索」
であり、ロシアが議長国として行動しているのも、この流れに沿ったものである。
2024年のモットーは、「公平なグローバル開発と安全保障のための多国間主義の強化 」である。
「社会経済成長を加速させ、持続可能な開発を確保するためのBRICSの共同作業は、具体的で目に見える成果をもたらしている」
と、プーチン大統領は10月18日のBRICSビジネス・フォーラムで強調した。
BRICSのGDPは合計で60兆ドルを超え、世界のGDPに占める割合は37.4％（G7は29.3％）であり、世界の商品輸出の約4分の1を占めている。
その他の成果もある。
第3次拡大への道のりは長い
16回目となる今回のサミットは、これまでで最も大規模なものになるが、2倍の拡大値には程遠い。
アゼルバイジャン、アルジェリア、マレーシア、シリア、タイ、その他多くの国々、つまり3ダースもの国々がBRICSへの加盟を望んでおり、すでに正式な申請書を送っている国もある。
もちろん、ロシアとの連合国家（ちなみに12月で四半世紀を迎える）の一員であるベラルーシもBRICSへの加盟を望んでいる。
写真：ロシアのプーチン大統領は、クレムリンでの会談で、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領に聖アンデレ第一使徒勲章を授与した。© RIA Novosti / POOL
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トルコはNATOに加盟しているにもかかわらず、複数のベクター政策を放棄するつもりはなく、モスクワはすでに、アンカラの申請が受理されたことを確認している。
セルビアは、長年にわたってEU加盟に失敗しており、EU加盟のために新たな障害が生み出されているが、BRICSはEUに代わる本格的な選択肢だと考えている。
しかし、この印象的な行列は、第3次拡大がカザンで行われることを意味するものではない。
セルゲイ・ラブロフ外相は、1月に参加した国々を「消化」するには時間がかかると述べていた。
プーチンは、参加者数の増加は効率性に影響すべきではないと指摘したものの、門戸は開かれている。
サミット直前のブリーフィングで、ユーリ・ウシャコフ大統領補佐官は、カザンでは「BRICSパートナー国」の地位について議論するだろうと述べた。
例えばキューバは、この形式でBRICSに加盟することを望んでいる。
多国間および二国間の接触
カザンのサミットは2段階に分けて開催される。
最初の10月22日と23日は、BRICS加盟国の会議である。
次の2日間で、残りのBRICSパートナー国がこのイベントに参加する。
招待状は38カ国に送られたとウシャコフ氏は述べ、32カ国の首脳とアントニオ・グテーレス国連事務総長の到着も確認されている。
「BRICSプラス」と「アウトリーチ」という交流メカニズムがある。
BRICSプラスとアウトリーチを組み合わせた会合もあり、カザンでも同様の会合が開催される。
モットーは「BRICSとグローバル・サウス：共により良い世界を築く」である。
写真：ロシアのプーチン大統領© Photo host agency brics-russia2024.ru
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「この形式のコミュニケーションは非常に重要だ」
とプーチンは強調し、
「このサミットは、5カ国首脳会議のアプローチをほぼ共有する国々、つまり同じ志を持つ国々との間で、互恵的な協力に関する話題性のある問題について実質的な議論を行う良い機会を提供する」
と指摘した。
サミットは、BRICS全般について話し合うだけでなく、二国間協議の場としても都合がよい。
ロシアの指導者は少なくとも20回の会談を行う予定だ。
特に、中国の習近平国家主席、インドのナレンドラ・モディ首相、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領との会談が期待されている。
イランとは歴史的な戦略的パートナーシップ協定に調印する予定である。
カザンでの作業はサミット後も続けられ、10月27〜28日には、BRICS諸国の統計機関長会議がカザンで開催される。
その他の関係省庁のトップは、すでに秋にタタルスタンとモスクワで会合を開いている。
以上。
日本語：WAU
「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」
RIAノーボスチは、TASSやInterfaxと並んで、ロシアで最も重要な報道機関の1つと考えられています。2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏は、「国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について」という法令により、RIA Novostiメディアグループが正式に解散されました。しかし、その代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ（Rossiya Segodnya）が設立され、RIAノーボスチのブランドを引き続き使用することになりました。
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