Photo： 出典元 AP / Ohad Zwigenberg
日本時間07月21日05:50 ロシア・トゥデイ（RT)
ウクライナ紛争と中東の戦争：バイアスを超えて
世界的な紛争は、私たちの情報源に大きな影響を与えています。特にロシアとウクライナの紛争、およびイスラエルとハマスとの戦争については、我々が日本で入手する情報のほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えるでしょう。しかし、これらの紛争について客観的に理解するためには、当事者両方の主張を聞くことが重要です。
フェイクニュースの流布も問題ですが、我々は自己分析を行い、情報を適切に判断する能力を持っています。特に外交政策に影響を与える問題については、慎重なアプローチが求められます。誤った情報に基づいて判断を下すことは、国際的な関係において取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争と中東の戦争が続く限り、我々はロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説を積極的に紹介し、バイアスを超えて客観的な視点を持ち続けます。
「イスラエルの『長い腕』は敵のどこにでも届く―ネタニヤフ首相」
イエメンの空爆は、いかなる「侵略者」をも罰するというイスラエルの決意を示すものだったと、首相は警告した
ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イスラエルの国境から1,700キロ以上離れた場所で「正確かつ成功した作戦」を実行したイスラエル国防軍を称賛し、これはユダヤ国家のすべての敵に対する明確な警告になると述べた。
イスラエル軍は土曜日、イエメンに対して史上初の直接的な大規模空爆を行い、港湾都市ホデイダを攻撃した。
この攻撃により、港湾の石油ターミナルで大規模な火災が発生し、サヌア保健省による速報値では少なくとも80人が負傷した。
「我々が攻撃した港は無害な港ではない」
と、ネタニヤフ首相は土曜日の夜、ビデオ声明で主張した。
「軍事目的に使用され、イランがフーシ派に供給する致命的な武器の入り口として使用されていた。この攻撃は、テルアビブのアメリカ領事館からわずか100メートル離れた場所で昨日発生した殺人ドローン攻撃に対する直接的な報復だ」
と、イスラエルの首相は強調した。
これは、ワシントンD.C.でアメリカ議会での演説を予定している数日前だった。
Prime Minister Benjamin Netanyahu, this evening:
“From the beginning of the war, I made it clear that Israel will act against all those who attack us.
This is why earlier today, I asked the Israeli cabinet to back my decision to strike against the Houthi targets in Yemen. pic.twitter.com/xWE3KXQaeV
— Prime Minister of Israel (@IsraeliPM) July 20, 2024
ベンヤミン・ネタニヤフ首相は本日夕刻、
戦争が始まった当初から、イスラエルは我々を攻撃する者すべてに対して行動を起こすことを明確にしてきた。
だからこそ、今日早朝、私はイスラエル内閣に対し、イエメンのフーシ派目標に対する攻撃を決断することを支持するよう求めたのだ。
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金曜日の早朝にフーシ派反政府武装勢力が「重要な軍事作戦」と称賛した無人機攻撃により、イスラエル国民1人が死亡、少なくとも10人が負傷した。
イスラエル国防軍は、ドローンを迎撃できなかったこと、あるいは少なくとも警報を発することができなかったことについて、地元メディアによると事前に防空システムで検知されていたにもかかわらず、不特定の「人的ミス」を原因として非難した。
イスラエルによるイエメンへの攻撃について、ネタニヤフ首相はヘブライ語版演説で、
「イスラエルが手を伸ばさない場所はないことを敵に明確に示す」
と付け加えた。
イエメンの大部分を支配するフーシ派は、10月以来、ガザ地区のパレスチナ人と連帯して、同地域を航行するイスラエル関連の商船を攻撃してきた。
アメリカとイギリス主導の連合軍は、イランの代理勢力であると主張するこのグループに対して空爆を行ってきたが、成果はほとんど上がっていない。
「フーシ派は200回以上も我々を攻撃してきた。彼らが初めてイスラエル国民に危害を加えたとき、我々は彼らを攻撃した。そして、必要であれば、いかなる場所でも攻撃を行う」
と、イスラエルのヨアヴ・ガラン国防相は土曜日に別の声明で述べた。
一方、フーシ派は、イエメンの最高政治評議会のモハメド・アリ・アル・フーシが X（旧Twitter）に投稿した声明で、イスラエルの空爆への報復として、より「影響力の強い攻撃」を行うと約束している。
フーシ派の報道官、モハメド・アブドゥルサラムは、今回の「露骨なイスラエルの侵略」の目的は、「国民の苦しみを増やし、イエメンにガザ支援の中止を迫ること」だとしている。
以上。
日本語：WAU
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