写真は、イスラエルの西エルサレムでドイツ首相との共同記者会見に臨むネタニヤフ首相(2024年3月17日撮影) © AFP / Leo Correa
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日本時間04月30日00:01 ロシア・トゥデイ(RT)
ウクライナ紛争と中東の戦争:バイアスを超えて
世界的な紛争は、私たちの情報源に大きな影響を与えています。特にロシアとウクライナの紛争、およびイスラエルとハマスとの戦争については、我々が日本で入手する情報のほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えるでしょう。しかし、これらの紛争について客観的に理解するためには、当事者両方の主張を聞くことが重要です。
フェイクニュースの流布も問題ですが、我々は自己分析を行い、情報を適切に判断する能力を持っています。特に外交政策に影響を与える問題については、慎重なアプローチが求められます。誤った情報に基づいて判断を下すことは、国際的な関係において取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争と中東の戦争が続く限り、我々はロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説を積極的に紹介し、バイアスを超えて客観的な視点を持ち続けます。
「国際刑事裁判所(ICC)、今週にもネタニヤフ首相に逮捕状を発行か – NBC」
イスラエルの首相は、ハーグの法廷に自分を引きずり出そうとする動きに「屈しない」と誓った。
国際刑事裁判所(ICC)は、イスラエルのネタニヤフ首相とその高官を戦争犯罪で起訴し、早ければ今週中にも逮捕状を発行する可能性があると、アメリカNBCニュースが月曜日に報じた。
イスラエルの政府関係者の話を引用して、ネタニヤフ首相、ヨアヴ・ギャラント国防相、及び無名の軍幹部に対して逮捕状が発行される可能性があると、アメリカのネットワークは主張している。
この当局者は、
「イスラエルは外交ルートを通じて、令状が発行されるのを阻止しようと努力している」
と語ったという。
イスラエルのメディアによると、軍幹部の中にはヘルツル・ハレビ陸軍参謀長も含まれているとのことだが、ICCはこの報道を肯定も否定もせず、NBCに対し、
「パレスチナ情勢に関して現在進行中の独立調査がある。現段階でこれ以上コメントすることはない」
と述べたと言う。
ICCの調査は2021年に開始され、イスラエルがハマスと1ヶ月に及ぶ戦争を戦った2014年以降、ヨルダン川西岸とガザにおけるイスラエル軍とパレスチナ武装勢力による戦争犯罪の疑いに関するものである。
この調査は、現在国際司法裁判所(ICJ)で審理されている南アフリカのイスラエルに対するジェノサイド訴訟とは別のものである。
プレトリアは、イスラエル軍がガザでのハマスに対する現在進行中の作戦において、ジェノサイドと人道に対する罪を犯したと主張している。
ICCとICJはともにオランダのハーグに本部を置いており、2002年のローマ規程に基づき、ICCはジェノサイド、人道に対する罪、戦争犯罪、「侵略の罪」で個人を訴追する任務を負っている。
一方、ICJは国家間の紛争を解決する国連の機関である。
ICCがネタニヤフ首相の逮捕状を発行したとしても、イスラエル首相がハーグに連行されて裁判を受ける可能性は低い
イスラエルは、アメリカ、ロシア、中国と同様、ローマ規程の締約国ではなく、裁判所の管轄権を認めていないが、ネタニヤフ首相がハーグ条約を承認している124カ国のいずれかに渡航した場合、逮捕状が発行される可能性はある。
先週、戦争犯罪容疑の可能性が浮上した後、ネタニヤフ首相は金曜日に、
「イスラエルは自衛権を損なうICCのいかなる試みも決して受け入れない」
と宣言した上で、
「中東で唯一の民主主義国家であり、世界で唯一のユダヤ人国家の兵士や政府関係者を拘束しようという脅しは言語道断だ。我々はそれに屈しない」
とX(旧ツイッター)に書き込んでいる。
以上。
日本語:WAU
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