写真は、2024.01.20土曜日に月着陸船「SLIM」に乗って月面に到着した日本の探査機「SORA-Q」 © AFP / Japan Aerospace Exploration Agency
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日本時間01月20日22:07 ロシア・トゥデイ(RT)
現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
注意:以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。
「日本、月面に着陸」
テレメトリの問題が報告されていたが、無人探査機が月面に着陸した。
日本は、ロボット着陸機の電源に技術的な問題があったにもかかわらず、土曜日に軟着陸を達成し、月への宇宙船の着陸に成功した5番目の国になった。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は土曜日に、無人探査機「月探査スマートランダー(SLIM)」が着陸し、太陽電池パネルに問題があるにもかかわらず、地球との通信を再開したことを確認した。
「SLIMは現在バッテリーのみで動作しており、地球へのデータ転送を優先している」
とJAXAの国仲均宇宙研究所所長は記者団に語った。
JAXAは、重さ700キロ(1,540ポンド強)のSLIMのソーラーパネルが、太陽光を利用するために角度を間違えていた可能性があることを認めた。
SLIMは、機敏さと正確な着陸に重点を置いた計画のため、「月の狙撃手」というニックネームで呼ばれていた。
これは、設定されたタッチダウン・ポイントから数km以内に着陸することを許容範囲とみなしていた、これまでの月面着陸機の「正確さ」の考え方とは大きく異なるものだった。
JAXAによると、SLIMは2基のメインエンジンと12基のスラスターで駆動し、複数のアンテナ、レーダー、カメラからの入力と既存の衛星写真とを比較し、この「ビジョンベース・ナビゲーション」を使って最大限の正確な軌道を描いたという。
着陸船は、電子レンジほどの大きさの「ホッピング・ビークル」と野球ボールほどの大きさの車輪付きローバーという2つの小型探査機を着陸時に排出したと報告されている。
JAXAは、SLIMの精密着陸の目標が達成されたかどうかを判断するのに1ヶ月程度かかるかもしれないと発表している。
日本の宇宙船は過去に2度、小さな小惑星に着陸しているが、月のサイズが大きいため、SLIMが正しく着陸するチャンスは1度しかなかったと日本の科学者は説明している。
月の極地は起伏に富んでいるため、民間企業が衛星を利用しようとする際には、精密着陸技術が非常に求められる。
極地には、将来の商業活動に不可欠となる酸素、燃料、水が豊富にあると考えられており、1967年の国連宇宙条約により、地球政府が月の一部の所有権を主張することは法的に禁止されている。
民間企業で月面軟着陸に成功した企業はまだないが、日本の新興企業数社は月面軟着陸に挑戦する意向であり、日本はアメリカのアルテミス計画とともに宇宙飛行士を月面に送り込むことを計画している。
今週まで、アメリカ、ロシア、中国、インドだけが月面に宇宙船を着陸させていたが、JAXAの9月にSLIMを打ち上げた、国産の三菱重工製H2Aロケットで推進されたこの1億ドルのプロジェクトは、地球の大気圏を「計画通り飛行」し、先月から月の軌道を周回していた。
以上。
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