Photo 出典元© Getty Images / carterdayne
日本時間05月27日14:20 ロシア・トゥデイ（RT)
注： 現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
「アメリカの信用格付けが引き下げられた」
中国の主要な格付け会社が、債務上限危機を主な要因として指摘
日本語：WAU
中国成信国際信用格付け（CCXI）は、今週初めにアメリカのソブリン格付けを1段階引き下げるという措置を取った。これは大手格付け会社として初めてのことである。
北京志祥情報管理コンサルティングとアメリカの大手格付け会社ムーディーズとの合弁会社であるCCXIは、米国の格付けをAAAgからAAg+に引き下げ、さらなる引き下げも検討することになったと、木曜日に声明で発表した。
声明には、「米国では両党の政治的な分裂が激化しており、債務上限問題の解決の難易度が高まっている」と述べられている。
さらに、「仮に合意に達したとしても、瀬戸際外交はアメリカ政府の政策方針に不確実性をもたらし、経済的な信頼感を減退させ、アメリカの政治と経済にさらなる変動を引き起こす可能性がある」と、同機関は付け加えている。
CCXIによると、アメリカの債務持続の可能性は現在深刻な状況にあり、これまで最も高い借入金額を誇っていたAAAg格付け国の中でも最高となっている。しかし、この問題はアメリカ連邦準備制度のタカ派的政策によって複雑化している。過去数ヶ月間、米連邦準備制度理事会は主要金利を数回引き上げており、これによって多くの金融機関のバランスシートにおける資産減価のリスクが高まっているのである。
格付け会社のフィッチは以前、アメリカの格下げを懸念し、数日以内に支払い能力が低下し、AAAスコアが失われる可能性があると警告していた。一方、ムーディーズは、国債の利払いが6月中旬に行われることが、最高ランクのAAAを維持するために重要であると述べている。
共和党と民主党は数週間にわたり債務上限引き上げの合意に至らず、ジャネット・イエレン財務長官はすでに、議会がすぐに行動を起こさない場合、アメリカがデフォルトに陥る可能性が「高い」と警告を発している。これまでアメリカ政府は31兆ドル以上に膨れ上がった債務を不履行にしたことがなかったため、この動きはアメリカ史上初めての事態となる。
金曜日の遅い時間帯、イエレン氏は、壊滅的なデフォルトの可能性がある期限を延長し、政府が現金を使い果たす前に債務上限に関する議論を行うのに残り数日しかないと述べている。
以上。
「ロシア・トゥデイ（RT)について」
「RT（ロシア・トゥデイ）」は、ロシア連邦予算からの公的資金によって運営される、自律的で非営利団体です。2005年に最初の国際ニュースチャンネルを開設して以来、現在では、9つのテレビチャンネルによる24時間体制のグローバルなニュースネットワーク、6つの言語で提供されるデジタルプラットフォーム、姉妹ニュースエージェンシーであるRUPTLYを含む、多岐にわたるメディアプラットフォームを展開しています。
RTは、5大陸、100カ国以上で視聴可能であり、メインストリームメディアが取り上げないストーリーや、時事問題に対する新たな視点、ロシアのグローバルイベントに対する独自の視点を提供しています。2021年1月現在、RTのウェブサイトは月間アクセス数が1億5000万以上となり、2020年には世界のTVニュースネットワークとして初めて、YouTubeのチャンネル全体で100億ビューを達成しました。
WAU MEDIAからのコメント： ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。この記事についてのご意見やご感想をお聞かせいただけますと幸いです。コメント欄は下記にございます。
