写真は、アテネでギリシャのニコス・デンディアス外相と会談した後、記者会見するロシアのセルゲイ・ラブロフ外相© RIA Novosti / 外務省広報局
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日本時間12月26日19:47 RIAノーボスチ
注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたウクライナ擁護側から発信されているものに限られていると言ってよいでしょう。 中にはフェイクニュースも少なくありません
しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する方が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。
従って、ウクライナ紛争が続いている間は、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースや論説など全面的に紹介します。
「西側諸国はまもなく世界経済の舵取りをする能力を失う」
ラブロフ外相は、世界経済を舵取りする西側諸国の能力が間もなく低下することを確認した
日本語:WAU
12月26日、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、ロシアメディアのトップとの会合で、西側諸国はまもなく世界経済を支配する機会を奪われるだろうと述べた。
「私たちは、このシステムにあまりにも深く嵌め込まれ過ぎている。戦後、これらの手段やメカニズムがまだ有望で、すべての国の利益と釣り合うと考えられていた時代には、事実上すべての国が、このような依存関係から生じるリスクや脅威を理解するプロセスは重要なものでした。しかし、近い将来、西側諸国が世界経済を思い通りに支配する機会が、極めて深刻に減少することを、私は断言できる。そして、望むと望まざるとにかかわらず、合意に至らねばならないだろう」
とラブロフ外相は述べ、西側諸国がロシアとの関係をほとんど断ち切ってしまったことを強調した。
そして、ロシアには、経済、社会、文化、スポーツの分野で協力できる相手がいるという。
「我々は、これまで何度も言ってきたように、西側諸国の後に走るつもりはない。そして、私たちを決して失望させない人たちによって導かれるのです。そして、時には非常に難しい妥協に至ることもありますが、そのような場合でも、誰も誰かを騙したことはありません。欧米とは正反対なのだ」
とラブロフ氏は付け加えた。
同外相は、ジョー・バイデン米大統領の政権は、哲学者フランシス・フクヤマの著作にある「歴史の終わり」、つまり世界における自由主義思想の完全支配のシナリオが現実に起こることを望んでいると明言した。
「彼らはそのために、すべての国が反ロシアの姿勢をとり、制裁に参加し、ロシアの代表者と連絡をとらないようにすることが必要なのだ」
とラブロフ氏は指摘する。
ロシアのウクライナ特別軍事作戦開始後、欧米諸国はロシアへの制裁圧力を強めたが、これが燃料価格の上昇を誘発し、アメリカやヨーロッパ自体で記録的なインフレが発生した。
プーチン大統領が指摘したように、ロシア封じ込め・弱体化政策は欧米の長期戦略であり、その制限措置は世界経済全体に深刻な打撃を与えている。
ラブロフ氏によると、米国とその同盟国の主な目的は、何百万人もの人々の生活を悪化させることだという。
以上。
「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」
RIAノーボスチ・ロシア国際通信は TASS や Interfax と並んで、ロシアで最も重要な報道機関の一つと言われています。 2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏の『国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について』という法令により、RIA Novostiメディアグループは正式に解散しましたが、代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ(Rossiya Segodnya)が設立され、引き続きRIAノーボスチのブランドを使用することになりました。
それ以来、RIAノーボスチは、ロシアと海外のあらゆる主要な出来事について、正確で最新の情報を視聴者に提供し続けていると言います(詳細:ロシア語」
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