写真は、ロシアを訪れた観光客 © Depositphotos / osons163
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ロシア時間6月11日11:49 RIAノーボスチ
「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」
RIAノーボスチ・ロシア国際通信は TASS や Interfax と並んで、ロシアで最も重要な報道機関の一つと言われています。 2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏の『国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について』という法令により、RIA Novostiメディアグループは正式に解散しましたが、代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ(Rossiya Segodnya)が設立され、引き続きRIAノーボスチのブランドを使用することになりました。
それ以来、RIAノーボスチは、ロシアと海外のあらゆる主要な出来事について、正確で最新の情報を視聴者に提供し続けていると言います(詳細:ロシア語」
注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう。 中にはフェイクニュースも少なくありません
しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する方が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。
従って、この一連のウクライナ紛争のニュースに関しては、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースソースを全面的に解説しています。
「ロシアが世界観光機関(WTO)から脱退」
日本語解説:WAU
6月11日、 ロシアのミハイル・ミシュティン首相が署名した法的情報の公式ウェブサイトに掲載された法令によると、ロシアは世界観光機関から脱退することになった。
「世界観光機関からのロシア連邦の脱退について、関係する連邦行政当局と合意したロシア外務省の提案を受け入れること」
と文書にはある。
世界観光機関(UNWTO)は、4月下旬にロシアの加盟を停止した。
理由はウクライナでの軍事作戦だった。
しかし、完全に除名されるわけではなく、UNWTO憲章34条により、ロシアの方針が変われば加盟を復活させることができると言う。
ロシア外務省は、EU諸国が実際に世界観光機関を独占し、自分たちの利益のために利用し、政治的な決定を押し通していると指摘し、
「ロシア側は、EU諸国の指導者が活動の政治化にふけり、わが国に対する差別を公然と支持しているUNWTOで活動を続けることは適切でないと考えている。この点で、ロシア連邦は世界観光機関から脱退することを決定した」
と声明で述べている。
ロシア連邦観光庁の代表を務めるザリナ・ドグゾバ氏は、首相令の発表後、
「我々はすべての国との対話のためにオープンであり、外国の同僚たちと協力し続けるだろう」
と、テレグラムチャンネルに書いている。
ザリナ・ドグゾバ氏
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一方、ロシアのホスピタリティ産業全国連合(OSIG)のアレクセイ・ボルコフ会長は、
「ロシアが世界観光機関から脱退しても、旅行者を脅かすことはない。我々はその類似団体を持つことになるだろう。彼らはロシアへの観光客に援助を与えず、海外にいるロシアの国民の保護も行わなかった。UNWTOはそのイメージを失うだけで、世界の観光開発の方法論の一端を担うことはできないだろう」
と説明する。
また、OSIGがBRICSのような協会を作ることを提案し、ロシア国民の旅行が可能なすべての国が含まれることになったとして、
「ロシアの旅行者をサポートし、法律や交通の問題に対処することになる。今後、アジア、アフリカ、南米地域、中東を巻き込んでいきたい。『世界観光ホスピタリティ産業協会』という名称が提案されている」
と付け加えた。
世界観光機関(World Tourism Organization)は1975年に設立された国連の専門機関である。責任ある、持続可能な、誰もが利用しやすい観光の促進を担っている。157カ国、6つの地域、2つの常任オブザーバー、500以上の関連メンバーで構成されている。
本部はマドリッドにある。事務局長のポストは、現在、ズラブ・ポロリカシビリが務めている。(詳細)
以上。
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翻訳者からのコメント:
ここまで読み進めていただいた貴重なお時間ありがとうございます。記事が面白いと思っていただきましたら、是非、SNSにシェアお願いします。