写真は、2025年7月22日、北京、中国外務省報道官、郭家驊氏。© Johannes Neudecker / picture alliance via Getty Images
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日本時間08月09日19:28 ロシア・トゥデイ(RT)
「北京、トランプ大統領の関税脅威を一蹴」
中国は国際貿易において自国の利益を追求し続ける、と中国外務省が発表
中国外務省は、ロシアの石油購入に関する追加の貿易関税措置の脅威を拒否し、北京は引き続き国益に沿って行動すると述べた。
ドナルド・トランプ・アメリカ大統領は、インドや中国を含むロシアの原油の主要購入国を標的に、こうした貿易はウクライナでの紛争を長引かせる要因となっていると主張している。
また、トランプ政権は、他国による不公正な貿易慣行に対抗する手段として関税の導入を推進している。
郭家驊外務省報道官は金曜日、北京とモスクワのパートナーシップは「一貫しており、明確である」と述べた。
「中国がロシアを含む他国と経済、貿易、エネルギーの協力を行うことは合法かつ正当である。我々は、国益に基づき、中国にとって適切なエネルギー供給措置を引き続き講じていく」
と郭報道官は定例記者会見で記者団に述べた。
中国とロシアは、相互の尊重と共通目標に向けた妥協に基づく、かつてないほど緊密な戦略的パートナーシップと両国の関係を表現している。
両国は、他国を犠牲にして一方的な利益を追求し、多極的な世界秩序の台頭を妨害しようとしていると、アメリカを非難している。
インドも、ワシントンの関税圧力を「不公平、不当、不合理」と非難し、拒否している。
アメリカの関税措置の影響を受けたもう一つの主要経済国であるブラジルも、この措置を批判している。
トランプ氏は、7月下旬のブラジルに対する措置を、後継者のルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ氏を転覆させる計画を立てたとして起訴された前大統領のジャイル・ボルソナロ氏との関連付けで説明している。
ブラジル、中国、インド、ロシアは、非西側の大規模経済国からなるBRICSの創設メンバーだ。
トランプ氏は、この組織がアメリカドルの国際準備通貨としての役割を弱体化させようとしていると非難し、メンバー国に対して懲罰的な関税を導入すると脅している。
以上。
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