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「ネタニヤフ首相、最後の瞬間に停戦を破棄すると威嚇」

写真は、2024年9月27日、ニューヨーク市で国連総会で演説するベンヤミン・ネタニヤフ © Getty Images / Spencer Platt

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日本時間01月19日01:54 ロシア・トゥデイ(RT)

「ネタニヤフ首相、最後の瞬間に停戦を破棄すると威嚇」

イスラエルが戦闘を再開する場合は「強大な力」をもって行うと首相は警告した

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、パレスチナの武装組織ハマスが停戦の第1段階で釈放するイスラエル人人質のリストを提出しなければ、ハマスとの間近に迫った停戦を破棄すると脅迫した。

イスラエルとハマスは水曜日に、15ヶ月間にわたって続いたガザ地区での紛争を終結させることで合意した。この紛争では、1,700人以上のイスラエル人と47,000人近くのパレスチナ人が命を落としている。

3段階にわたる合意は、第1段階ではハマスが33人の人質と特定されていない数のパレスチナ人囚人を交換するというもので、土曜日の早朝にネタニヤフ内閣が承認したのち、日曜日に発効する予定である。

しかし、土曜日の夜の声明で、ネタニヤフ首相は、ハマスが翌日に解放される人質の名前をイスラエル当局に提供するという約束を破ったと主張し、

「合意された通りに解放される人質のリストを受け取るまでは、枠組みを進めることができない。イスラエルは合意違反を容認しない。ハマスが全責任を負うべきである」

と述べた。

イスラエルの首相は、停戦を「一時的なもの」と表現し、その後の合意に達しない場合はイスラエルは戦闘を再開すると宣言し、ネタニヤフ首相は、戦争が再開された場合、イスラエル軍はガザ地区を「新たな方法で、非常に強力に」攻撃すると述べた。

ネタニヤフ首相は、人質解放を確保することが戦争の主要な目標のひとつであったと述べ、停戦をイスラエルの勝利として提示したが、人質の親族たちはイスラエルの指導者を批判しており、強硬派の連立パートナーを喜ばせるために、これまでの停戦提案を妨害したと非難している。

こうした強硬派の一人であるイタマール・ベン=グヴィール国家安全保障相は、この合意を理由に、自身の政党であるユダヤパワーをネタニヤフ首相の連立から離脱させると脅迫している。

土曜日の夜、チャンネル12のニュース番組で、ベン=グヴィール氏は、日曜日に政府を辞任するが、連立政権を倒すつもりはないと述べた。

ハマスは土曜日の声明で、イスラエルはガザ地区で「攻撃的な目標を達成できなかった」と述べ、さらに、イスラエル軍は「人類を辱める戦争犯罪を犯すことしかできなかった」と付け加えた。

以上。

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