写真は、2024年2月11日、1979年のイスラム革命を記念する年次集会で、テヘランの自由広場に展示されたミサイル© Majid Saeedi/Getty Images
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日本時間10月04日03:29 ロシア・トゥデイ(RT)
ウクライナ紛争と中東の戦争:バイアスを超えて
世界的な紛争は、私たちの情報源に大きな影響を与えています。特にロシアとウクライナの紛争、およびイスラエルとハマスとの戦争については、我々が日本で入手する情報のほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えるでしょう。しかし、これらの紛争について客観的に理解するためには、当事者両方の主張を聞くことが重要です。
フェイクニュースの流布も問題ですが、我々は自己分析を行い、情報を適切に判断する能力を持っています。特に外交政策に影響を与える問題については、慎重なアプローチが求められます。誤った情報に基づいて判断を下すことは、国際的な関係において取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争と中東の戦争が続く限り、我々はロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説を積極的に紹介し、バイアスを超えて客観的な視点を持ち続けます。
「イラン、アメリカに重要なメッセージを送る – アルジャジーラ」
イスラエルからの攻撃には「前例のない対応」で応えるとテヘランが表明
アルジャジーラは、イランの情報筋の話として、テヘランがカタール経由でワシントンに、イスラエルに関してはもはや「一方的な自制」を行わないという内容の書簡を送ったと報じた。
このメッセージは、西エルサレムが火曜日のイランによるミサイル攻撃に対して「厳しい対応」を行うと警告した直後に送られた。
テヘランは、イスラエルによるハマスとヒズボラの指導者殺害に対する報復として、このミサイル攻撃を説明している。
匿名の情報筋が木曜日にアルジャジーラに語ったところによると、イランは、テヘランの国家安全保障上の必要条件を守ることに失敗したとして、アメリカに「一方的な自制の段階は終わった」と通告した。
カタールを拠点とする同局によると、テヘランは地域戦争を望んではいないが、イスラエルによる攻撃には、イスラエルのインフラを標的にするなど、「前例のない対応」で応える構えである。
一方、イランの国連代表部は、イスラエルによるイランへの攻撃を他国が支援した場合、その国々に対して警告する声明を次のように発表した。
「我々の対応はあくまでも侵略者に対してのみ向けられる。侵略者に支援を行う国があれば、その国もまた共犯者と見なされ、正当な攻撃対象となるだろう。我々は各国に対し、イスラエルとイランの紛争に巻き込まれることを避け、その争いから距離を置くよう助言する」
火曜日の夜、少なくとも180発のさまざまな種類のミサイルがイスラエルに向けて発射された。
イスラエル国防軍(IDF)は、その大半を撃墜したと主張したが、ビデオ映像には、複数の軍事施設への被害を含む、イスラエル全土への複数の着弾が映っていた。
テヘランの国連特使であるアミール・サイード・イラヴァーニー氏は水曜日、安全保障理事会に対し、
「今回の攻撃は国連憲章第51条に則った自衛行為であり、イランは必要であればさらなる防御措置を取る用意が完全に整っている」
と述べた。
水曜日、イラン大統領マスード・ペゼシュキアンは、
「イスラエルがこの地域に不安と危機を広げようとしている」
と非難した。
これはテヘランが反対していることであるが、同大統領は、
「あらゆる種類の軍事攻撃、テロ行為、あるいは我々のレッドラインを越える行為に対しては、我々の軍が断固とした対応を取る」
と述べた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、
「最高指導者体制に大きな代償を支払わせる」
と誓ったと、火曜日にテルアビブを拠点とするチャンネル12が報じた。
この「厳しい対応」はアメリカと緊密に調整されており、「数日以内」に実施されると見られていると、同局は伝えている。
アメリカのジョー・バイデン大統領は記者団に対し、イスラエルと協議して、イランの石油施設への攻撃の可能性について検討していると述べた。
以上。
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