写真：ロシアのプーチン大統領は、モスクワのクレムリンで行われた就任式の後、大統領連隊の儀仗兵を見送った。© Sputnik / Pavel Bednyakov
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日本時間05月07日18:04 ロシア・トゥデイ（RT)
ウクライナ紛争と中東の戦争：バイアスを超えて
世界的な紛争は、私たちの情報源に大きな影響を与えています。特にロシアとウクライナの紛争、およびイスラエルとハマスとの戦争については、我々が日本で入手する情報のほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えるでしょう。しかし、これらの紛争について客観的に理解するためには、当事者両方の主張を聞くことが重要です。
フェイクニュースの流布も問題ですが、我々は自己分析を行い、情報を適切に判断する能力を持っています。特に外交政策に影響を与える問題については、慎重なアプローチが求められます。誤った情報に基づいて判断を下すことは、国際的な関係において取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争と中東の戦争が続く限り、我々はロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説を積極的に紹介し、バイアスを超えて客観的な視点を持ち続けます。
「プーチン大統領就任式で明らかになったこと」
西側諸国との関係、国家の回復力、そして勝利への道
ロシア大統領は、内外の試練に直面しても不屈でなければならないと強調した。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が正式に5期目の大統領に就任した。
火曜日にクレムリンで行われた就任演説で、プーチン大統領は、ウクライナ紛争をめぐる西側諸国との対立の中で、国益を守ることを誓った。
ロシアの指導者が6年間の任期をスタートさせるにあたり、式典とプーチン大統領の演説の要点を紹介しよう。
西側諸国から大きく敬遠された式典
就任式はモスクワの中心部にある豪華なクレムリン大宮殿で行われ、政府高官や各国大使など数百人が出席した。
緊張した関係にもかかわらず、ロシアは西側諸国の特使を就任式に招待した。
しかし、実際に出席したのは、フランス、ハンガリー、スロバキアの特使を含む数人に過ぎなかった。
アメリカ、EU、イギリス、カナダの代表は式典を欠席した。
ドイツの『シュピーゲル』誌は、
「プーチン大統領の就任式が、（ロシアとの）意思疎通のチャンネルを開いておくことを選択する国とそうでない国との間で、EU諸国の間に亀裂を生じさせた」
と報じた。
外務省のマリア・ザハロワ報道官は、
「ロシアは西側に報告するために就任式やその他の式典を行っているのではない」
と述べ、
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、
「式典を無視した国に対して報復するつもりはない」
と付け加えた。
国家の優先事項
プーチン大統領は就任演説の中で、ロシアは自給自足と競争力を持ち、一方で新しい状況に適応できる弾力性と柔軟性のある統治システムを推進しなければならないと強調した。
また、何世紀にもわたる価値観や伝統を守ることも重要な目標であると付け加えた。
内外の問題への対処がうまくいくかどうかは、国が団結し、「祖国のためになるという共通の願い」を持っているかどうかに大きくかかっている、と大統領は強調した。
「我々は団結した偉大な国民であり、共にあらゆる障害を乗り越え、あらゆる計画を実現する。共に勝利しよう」
とプーチン大統領は述べた。
西側諸国との関係
モスクワは、ロシアを「信頼できる誠実なパートナー」とみなす世界各国と友好関係を築く用意があるとプーチン大統領は述べた。
ロシア大統領によれば、これは西側諸国との関係においても同様だという。
「我々は西側諸国との対話を拒否しない。ボールは彼らのコートにある」
とプーチン大統領は主張し、
「今後の関係は、西側諸国が『攻撃的な政策』やモスクワを抑止し圧力をかけようとする試みを続けるかどうかにかかっている」
と付け加え、
「安全保障と戦略的安定の問題を含め、対話は可能だ。しかし、強者の立場からではなく、傲慢さやうぬぼれ、個人的な排他性を感じることなく、あくまでも対等な立場で、互いの利益を尊重することが必要だ」
とロシア指導者は述べた。
目前に迫った内閣改造
ロシア憲法の定めに従い、就任直後に国政は総辞職したが、プーチンは、新政権が発足するまで現政府の仕事を継続するよう命じる法律に署名した。
ドミトリー・ペスコフ報道官は、大統領は早ければ火曜日にも首相の人選を発表する可能性があると述べた。
同ポストは現在、2020年からミハイル・ミシュスチンが務めている。
ロシア議会上院のヴァレンティーナ・マトヴィエンコ議長は、来週には議員たちが内閣案の全リストを手にすることになるだろうと述べた。
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