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「アメリカ、新たな『核戦争終末飛行機』を製造へ」

写真は、E-4B指揮統制機。© AFP / Brendan Smialowski

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日本時間04月27日21:43 ロシア・トゥデイ(RT)

ウクライナ紛争と中東の戦争:バイアスを超えて

世界的な紛争は、私たちの情報源に大きな影響を与えています。特にロシアとウクライナの紛争、およびイスラエルとハマスとの戦争については、我々が日本で入手する情報のほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えるでしょう。しかし、これらの紛争について客観的に理解するためには、当事者両方の主張を聞くことが重要です。

フェイクニュースの流布も問題ですが、我々は自己分析を行い、情報を適切に判断する能力を持っています。特に外交政策に影響を与える問題については、慎重なアプローチが求められます。誤った情報に基づいて判断を下すことは、国際的な関係において取り返しのつかない損失を招く可能性があります。

したがって、ウクライナ紛争と中東の戦争が続く限り、我々はロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説を積極的に紹介し、バイアスを超えて客観的な視点を持ち続けることが重要です。

「アメリカ、新たな『核戦争終末飛行機』を製造へ」

これにより、核戦争が起きても大統領は国の指揮を執り続けることができる

アメリカ空軍は、核戦争やその他の大規模災害で地上の指揮統制センターが破壊された場合でも、大統領が国の指揮を執り続けられるようにすることを目的とした新しい「終末飛行機」を開発すると発表した。

このプロジェクトは生存可能な空中作戦センター(SAOC)と呼ばれており、130億ドルの契約シエラネバダ社に授与されている。

新しい戦略的指揮統制軍用機は、コロラド州、ネバダ州、オハイオ州にある同社の施設で制作が行われる予定であり、プロジェクトの期限は2036年です。SAOCは商用ジェット機をベースにしており、国防総省の基準を満たすように強化・改良されている。

声明によれば、

「この重要な国家安全保障兵器システムを開発することで、国防総省の核指揮・統制・通信能力が今後数十年にわたり、運用上適切かつ安全であることが保証される」

と言う。

SAOCは、現在使用されている老朽化したE-4Bナイトウォッチ機やナショナル・エアボーン・オペレーション・センターの代替となることを意図している。

ボーイング747型機をベースにしたE-4B、2030年代初頭に退役へ

ボーイング747型機をベースにしたE-4Bは、1970年代半ばから存在している。

しかし、この飛行機は2030年代初頭に退役する予定で、ロイター通信によれば、航空機の部品が老朽化するにつれて、航空機を維持することが難しくなっているという。

アメリカ空軍は現在4機の「核戦争終末飛行機」を運用しており、少なくともそのうちの1機は常に警戒態勢にある。

E-4Bは高度な通信機器を搭載し、空中給油が可能で、核爆発やさまざまな電磁波の影響に耐えることができる。

一方、ロシアはイリューシンIl-80ジェット機をベースにした4機の「核戦争終末飛行機」を保有しており、これらが初めて空を飛んだのは1985年であり、通信機器は近年アップグレードされているという。

ある情報筋によれば、2022年にはロシアの原子力潜水艦とデータを交換できるようになったとRIAノボスチが報じている。

以上。

日本語:WAU

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