写真は、イスラエルのテルアビブで、人質の親族や支援者がプラカードを掲げ、イスラエル国旗を振ってデモを行っている(2024年4月6日撮影) © AFP / Jack Guez
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日本時間04月07日01:56 ロシア・トゥデイ(RT)
現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争、及びイスラエルとハマスとの戦争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争と、中東の戦争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
注意:以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。
「イスラエル-数万人がネタニヤフ首相の『即時』解任を要求」
デモ参加者、イスラエルの首相が内閣内の強硬派を喜ばせるために停戦合意を遅らせたことを非難
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の辞任と、ガザでハマスに拘束されている人質の返還を求める数万人のデモ参加者がテルアビブに集まった。
イスラエルがハマスに宣戦布告してから約半年が経過した土曜日の夕方、テルアビブのデモクラシー広場に約10万人が集まった。
イスラエルの国旗を持ち、反政府のスローガンを唱えながら、デモ参加者たちは早期の選挙を要求し、ネタニヤフ首相にパレスチナ武装勢力と取引をして、拘束されていると思われる100人以上のイスラエル人を解放するよう懇願した。
デモ前の記者会見で、息子を人質としてガザに連れ去られたアイナフ・ザンガウカー氏は、ネタニヤフ首相は極右連立政権のパートナーを喜ばせるために、ハマスとの取引を意図的に避けていると主張した。
ネタニヤフ首相の辞任を求めるテルアビブでの抗議デモ。#イスラエル pic.twitter.com/ZKSU1PT7UT
— HK (@HKX07) 2024年3月30日
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タイムズ・オブ・イスラエル紙はザンガウカー氏の声明を次のように報じた。
「ネタニヤフ首相は意図的に取引に失敗しており、われわれとガザにいるわれわれの愛する人たちとの間に立ちはだかっている。人質には選挙や待つ時間はない。取引の障害は今すぐ取り除かれ、ネタニヤフ首相はすぐに交代しなければならない」
テルアビブに群衆が集まる中、イスラエルとハマスの代表団は、日曜日にエジプトとカタールの仲介で停戦交渉のためにカイロに向かう準備をしていた。
11月下旬の一時停戦では、ハマスが105人の人質とイスラエルの刑務所に収監されている240人のパレスチナ人捕虜を交換したが、イスラエルはハマスが提案した捕虜の段階的解放を受け入れず、過激派はイスラエルがガザから全面撤退すること以外は認めないということで、交渉は連続して失敗している。
ネタニヤフ首相は、イスラエルはハマスに対する「完全勝利」を達成するまで戦闘を続け、戦争が終結すればユダヤ国家はガザの「完全な安全管理」を維持すると主張している。
イスラエルの首相は10月の開戦前から不人気で、複数の汚職スキャンダルや物議を醸す司法改革をめぐって、数万人がほぼ毎週のように辞任を求めてデモ行進していた。
戦争は今年初めまで抗議を停止させていたが、先月からデモが再開しその規模が拡大している。
以上。
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