Photo 出典元:ロシア外務© AFP / Alexander Nemenov
日本時間03月31日22:29 ロシア・トゥデイ(RT)
現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争、及びイスラエルとハマスとの戦争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争と、中東の戦争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
注意:以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。
「ロシア、ウクライナにテロ容疑者の引き渡しを要求」
テロに関与したと思われる容疑者の引き渡しを要求
ロシア外務省が日曜日に発表したところによると、ロシア政府はウクライナに対し、キエフの国内スパイ機関の責任者であるヴァシリー・マルユク氏を含む、テロに関与したと思われる人物の引き渡しと、そのような個人やグループが行っている関連活動への支援を直ちに停止するよう要求した。
同省によれば、国連が採択した「テロリズムによる爆破の抑圧のための国際条約」と「テロリズムの資金調達の抑圧のための国際条約」に基づく要求を正式にウクライナ政府に連絡したという。
要求には、モスクワが特定した、最近のロシアに対するテロ攻撃に関連する容疑者全員の「即時逮捕と引き渡し」が含まれている。
「クロッカス市庁舎への致命的な攻撃は、全世界に衝撃を与えたが、我が国が最近経験した最初のテロ攻撃ではない。ロシアの権限ある機関が実施した調査によると、これらの犯罪の痕跡はすべてウクライナにつながっている」
と同省は強調した。
少なくとも144人の死者と500人以上の負傷者を出したコンサートホール襲撃事件とは別に、同省は、軍事ブロガー、マクシム・フォミン(ペンネームはヴラドレン・タタルスキーで知られる)の暗殺、クリミア橋の爆破、キエフがいわゆるロシア義勇軍(RDK)の犯行とした最近のベルゴロド州などへの越境襲撃などの事件を挙げている。
この準軍事組織は、ウクライナに協力するロシア人で構成されていると宣伝されているが、ロシア政府によってテロ組織として指定されている。
同省は、ウクライナ治安局(SBU)のヴァシリー・マルユク局長を除く、関与が疑われるとして要求した人物の名前を一切明らかにしなかったが、
「このスパイの責任者は3月25日、ウクライナが2022年10月にクリミア橋の爆破を組織したことを認め、ロシアにおける他のテロ攻撃の組織に関する詳細を明らかにした」
と指摘した。
ロシアの要求に応じないことは、テロとの戦いに関するウクライナの国際的な義務違反となり、「国際的な法的責任を伴う」と同省は警告し、
「国際テロとの戦いはすべての国家の責任である。ロシア側は、ウクライナ政権に対し、テロ活動へのいかなる支援も直ちに停止し、実行犯を引き渡し、被害者の損害を補償するよう要求する」
と強調した。
以上。
日本語:WAU
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