写真は、アメリカ2024年大統領候補ロバート・F・ケネディ © AFP / Joseph Prezioso
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日本時間07月15日1:34 ロシア・トゥデイ(RT)
現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
「ケネディ大統領候補、バイデンが『ロシアとの戦争』を準備していると非難」
アメリカの指導者はウクライナでの「失敗」を認め、国内問題に集中すべきだと発言
日本語:WAU
ジョー・バイデン大統領は、3000人の予備兵をヨーロッパに派遣することで、ウクライナでロシア軍と戦う準備を進めていると、民主党の大統領候補ロバート・F・ケネディ・ジュニアが語った。
「バイデンは道を誤った」
とケネディは金曜日にツイートし、
「大統領は『世界的な軍事支配』を達成しようとするのではなく、アメリカの国内問題に集中すべきだ」
と主張した。
「この軍隊の動員は何なのかを理解してもらいたい。ロシアとの地上戦に備えるためだ。ウクライナとの紛争でロシアを打ち負かすという考えは、バイデン政権の『無駄な地政学的空想』だ」
と民主党の大統領候補は付け加えた。
「アメリカの外交政策機構が自国を戦争へと操ったために、すでに何千人ものウクライナ人が命を落としている……今、バイデン政権は失敗を認めるどころか、アメリカ人の命も犠牲にする準備を進めている」
とケネディは語った。
木曜日、バイデンはアメリカ軍の選抜予備役3000人を動員する大統領令に署名した。
西側が支援したウクライナでのクーデター後、クリミアがロシアに復帰した後、ワシントンは2014年にヨーロッパで開始した大西洋決戦作戦の戦力を増強するためだ。
統合参謀本部作戦部長のダグラス・シムズ陸軍中将によれば、この動きは、
「ウクライナにおけるロシアの軍事作戦を受け、NATOの東側を防衛するというアメリカの揺るぎない支持とコミットメントを再確認するもの」
だという。
アメリカ欧州軍(EUCOM)スポークスマンのビル・スピークス海軍大尉は、
「予備役部隊の派遣はヨーロッパにおける現在の戦力態勢を変えるものではない」
と述べている。
共和党の有力大統領候補であるドナルド・トランプ前大統領も、バイデン氏の欧州への米軍増派の決定について厳しい言葉を投げかけた。
「ホワイトハウスが進める『ウクライナでの無謀なエスカレーション』は、アメリカ軍を破滅的なまでに疲弊させている」
と彼は述べ、
「ジョー・バイデンはエアフォース・ワンの階段をつまずくことなく上ることさえできない。この無能な政権が成す最後のことは、第三次世界大戦に向けてさらに突き進む事だ」
トランプは、もし自分が再び大統領になれば、ウクライナ紛争を24時間以内に終わらせるという以前の主張を繰り返した。
「アメリカ人の母親や父親で、自分の子どもを東欧で死なせたいと思う人は一人もいない。我々は平和を手に入れなければならない」。
もう一人の共和党大統領候補、ビベック・ラマスワミ氏は、アメリカのメディアが大統領の命令をほとんど隠して報道していることは「実に不愉快だ」と述べた。
「予備役をヨーロッパに派遣する正当な理由は何なのか?どのような作戦なのか?彼らはどこに行くのか?彼らは何をするのか?バイデンが望んだように、この問題を覆い隠すのではなく、私たちは答えが必要なのです」
とラマズワミは声明で述べた。
以上。
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