写真は、アンカラの党本部で演説するトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領(2023年5月15日) © AP / Ali Unal
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日本時間05月15日06:16 ロシア・トゥデイ(RT)
注: 現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
「エルドアン氏が『勝利』演説を行う」
トルコの指導者、決選投票を避けたいが「国民の意思」を受け入れる用意ありと述べる
日本語:WAU
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、月曜日の早朝、同国の大統領選挙と議会選挙が投票された後、アンカラの党本部のバルコニーから大勢の支持者を前に演説を行った。
エルドアン氏は、第1ラウンドで新たな政権を獲得できると信じているが、対立候補とは異なり、最終結果が正式に発表されるまで待つと宣言した。
午前2時過ぎの演説でエルドアン氏は、
「国内と海外の投票結果が出るまでに時間がかかることを認めつつ、このラウンドで50%を超えられると信じている」
と述べ、
「しかし、私たちは国民を欺こうとする人々とは異なります。彼らは自分たちが勝っていると言いながら、大きく遅れている結果を作り出そうとしています。選挙が第1ラウンドで終了したかどうかはまだ確定していません。もし国民が第2ラウンドを選択した場合でも、私たちはそれを歓迎します。私たちは政治家として、常に国民の意思を尊重してきました」
と付け加えた。
午前3時までに、最高選挙評議会のアフメット・イェネル議長は、投票の91%以上が集計された結果、当初余裕のあったエルドアン氏の投票率が49.49%に低下し、決選投票を回避するために必要な過半数を下回ったことを確認した。一方で、主要ライバルである共和国民党(CHP)のケマル・キリクダログル氏は44.49%となった。
キリクダログル氏は、与党・公正発展党(AK)が再集計を要求することで時間稼ぎをしていると非難し、「トルコの民意を阻止している」と述べ、また、外国人候補のシナン・オガン氏も自陣営が「海外の開票プロセスで何らかの操作が行われていると聞いている」と指摘した。
選挙管理局はまだ集計の結果を正式に発表していないが、国内の投票のほとんどは既に集計されている。イェネル氏によると、国外で投じられた票の約30%はまだ集計されていないと言う。
また、選挙を辞退したものの、得票数が0.5%程度ある候補者の投票に関して、選挙機関がどのように扱うかによって、投票結果が変わる可能性もある。もし、どの候補者も半数以上の票を獲得していない場合は、5月28日に決選投票が行われることになる。
以上。
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