写真は、ロシアと中国の海軍訓練「海軍協力2015」(ウラジオストク)で、海に向かう中国海軍の「瀋陽」駆逐艦。© スプートニク / ヴィタリイ・アンコフ
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日本時間03月15日 16:37 ロシア・トゥデイ(RT)
注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう(フェイクニュースも少なくありません)。
しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのか、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する事が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。
従って、ウクライナ紛争が続いている間は、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースや論説などを全面的に紹介します。
「中国、ロシア、イランとの合同海軍演習を発表」
日本語:WAU
中国の国防省は水曜日、ロシア、中国、イランは5日間の海上軍事演習を行い、海軍の安全保障を強化すると発表した。
同省によると、オマーン湾で行われる3カ国による「セキュリティ・ボンド2023」軍事演習は3月15日から19日まで行われ、不特定多数の国も参加する予定だという。
同省は、
「この演習は、参加国の海軍間の実務的な協力を深めるのに役立ち、海上警備を共同で維持する意思と能力をさらに示すだろう」
と述べ、
「地域の平和と安定に前向きなエネルギーを注入する」
と付け加えた。
「セキュリティ・ボンド-2023」には、中国の誘導ミサイル駆逐艦「南昌」が参加すると同省は述べ、中国、ロシア、イランが2019年と2022年に開催した訓練を基にしたものであると指摘した。
2019年末に、インド洋とアラビア海で同様の3カ国合同演習が行われた際、イラン軍のアボルファズル・シェカルチ報道官は、テロや海賊対策が目的だったと述べている。
2022年の「セキュリティ・ボンド」演習はインド洋の北部を網羅し、テヘラン軍のエリート部門であるイスラム革命防衛隊が参加した。
今週初め、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は、
「ロシアと中国の協力関係は、まったく新しいレベルに達した」
と述べ、
「このパートナーシップは、アジア太平洋地域におけるアメリカとその子分たちの攻撃的活動に対する主要な抑止力の1つとしての役割を果たす」
と宣言している。
2月下旬、中国は南アフリカとともに、ロシアと再び海軍訓練を行った際、南アフリカは3国間の連携を強化するための手段としたが、西側メディアはウクライナ紛争を考慮し、この動きを「物議を醸す」と烙印を押した。
ホワイトハウスのカリーヌ・ジャンピエール報道官は1月、ロシアがウクライナで軍事作戦を続ける中、
「いかなる国もロシアと演習を行うことに懸念を抱いている」
と述べ、アメリカはこれを警告した。
以上。
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