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日本時間02月17日 06:50 ロシア・トゥデイ(RT)
注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう(フェイクニュースも少なくありません)。
しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのか、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する事が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。
従って、ウクライナ紛争が続いている間は、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースや論説などを全面的に紹介します。
「 ソロス、米大統領選を予測:トランプを『哀れな人物』と呼び、共和党の崩壊を指摘」
日本語:WAU
億万長者の政治活動家ジョージ・ソロスは、2024年の共和党大統領選がドナルド・トランプ元大統領とロン・デサンティスフロリダ州知事の激戦になることを期待していると述べ、この戦いが共和党の崩壊につながると見ている。
「トランプは2020年の敗北を嘆き続ける哀れな存在になってしまった」
と、ハンガリーの大物活動家は木曜日に行われたミュンヘン安全保障会議で語った。
「共和党の大口献金者たちは、こぞってトランプを見捨てている。デサンティスは抜け目がなく、冷酷で野心的だ。彼は共和党の大統領候補者になる可能性が高い」
2022年の選挙で民主党候補への最大の献金者であるソロスは、2024年にデサンティスが候補戦に勝利すれば、共和党に災いをもたらす可能性があると述べた。
「ナルシシズムが病気化したトランプをそそのかし、第3者候補として出馬させる可能性がある。これは民主党の地滑りにつながり、共和党は自己改革を余儀なくされるだろう」
ソロスは、自分が共和党に「ほんの少し偏っている」かもしれないと冗談交じりに認めているが、彼が期待している選挙のシナリオは、あながち的外れなものではないだろう。
2022年の議会中間選挙では、前大統領が支持した候補者が予想以上に悪い結果となり、共和党有権者のトランプ支持率は低下していると言う。
一方、歴史的な大差で知事再選を果たし、フロリダ州の候補者が共和党の議会支配権奪還に貢献したデサンティスは、現在、2024年の共和党の有力候補としてトランプを上回るかどうか世論調査を行っている。
知事は正式に大統領選に参戦したわけではないが、トランプはすでに彼を、「RINOグローバリスト」とあだ名し、デサンティスを 非難し攻撃を始めている。
トランプは、デサンティスが数十年前に教師として働いていた短期間の間に、「女子高生をたぶらかした」と主張するソーシャルメディアの投稿まで拡散している。
トランプは2021年に自分の政党を作ると共和党を脅したとされ、12月には、共和党の指導者が十分に彼を支持しない場合、2024年に第3者候補として出馬するかもしれないとほのめかしている。
ソロスが推測するように、トランプと共和党の候補者は保守派の票を二分するため、その場合、民主党の候補者の勝利を確実にする可能性が高いかも知れない。
以上。
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