写真は、岸田文雄首相がロシアのラブロフ外相、ショイグ国防相との2プラス2方式での会談後、東京で記者会見の模様 © RIA Novosti / Vitaly Belousov
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日本時間12月02日20:41 RIAノーボスチ
注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたウクライナ擁護側から発信されているものに限られていると言ってよいでしょう。 中にはフェイクニュースも少なくありません
しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する方が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。
従って、ウクライナ紛争が続いている間は、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースソースを全面的に紹介しています。
「日本、岸田首相、ロシアとの平和条約締結の見込みを語る」
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東京、12月2日、岸田文雄首相は、日本が国後、色丹、択捉、歯舞と呼ぶ「北方領土」の問題を解決し、ロシアと平和条約を締結することに引き続き尽力するが、現在はウクライナ情勢によりこの協議ができる見込みはないと述べた。
「日本は、どこであろうと一方的に武力で現状を変えようとする試みは容認できないと考えており、G7諸国や世界社会と緊密に連携している。この点、日露関係は非常に厳しい状況にあり、今は平和条約交渉の見通しを語れる状況ではないが、政府は北方領土問題を解決して条約を締結することに引き続き尽力する」
と岸田氏は国会での答弁で述べた。
これに先立ち、ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、日本との平和条約交渉は現状では不可能であると発言し、
「日本は非友好的な国々と肩を並べ、自らもロシアに対して非友好的な国になっている」
と指摘していた。
日本とロシアの関係は、平和条約が結ばれていないため、長年にわたって影を落としてきた。
1956年、日ソ両国は共同宣言に署名し、モスクワは平和条約締結後に歯舞と色丹を日本に割譲する可能性を検討することに合意したが、国後、択捉については言及されなかった。
ソ連はこの共同宣言で紛争に終止符を打つことを期待したが、日本は全島の領有権を放棄することなく、あくまで解答の一部に過ぎないと考えた。
その後の交渉は難航し、第二次世界大戦末期にも平和条約が結ばれることはなかった。
米国は、日本が4島のうち2島だけの割譲に応じれば、沖縄返還に影響が出ると脅し、強く反対した(沖縄返還の合意は1972年に発効した)。
ロシア政府の立場は、第二次世界大戦の結果、ソ連の一部となった島々であり、ロシアの主権は疑う余地がないとしている。
以上。
「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」
RIAノーボスチ・ロシア国際通信は TASS や Interfax と並んで、ロシアで最も重要な報道機関の一つと言われています。 2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏の『国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について』という法令により、RIA Novostiメディアグループは正式に解散しましたが、代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ(Rossiya Segodnya)が設立され、引き続きRIAノーボスチのブランドを使用することになりました。
それ以来、RIAノーボスチは、ロシアと海外のあらゆる主要な出来事について、正確で最新の情報を視聴者に提供し続けていると言います(詳細:ロシア語」
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