写真は、英国グロスタシャーのフェアフォード空軍基地にて、米空軍のB-2スピリットステルス爆撃機 © Steve Parsons / PA Images / Getty Images
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日本時間10月27日 13:58 ロシア・トゥデイ(RT)
「米国、欧州への核兵器配備を加速」
米国防総省は、欧州へより精度の高い爆弾の搬入を加速させた
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米国は、欧州のNATO基地への改良型空爆用無誘導核爆弾B61-12の納入を前倒ししたと、米国の外交文書や この件に詳しい2人の人物が証言したと、ポリティコ紙が27日に報じた。
それによると、当初は来年の春に予定されていた納入が、今年の12月に予定されているという。
米国当局は、今月ベルギーのブリュッセルで行われた非公開の会議で、このニュースをNATOの同盟国に伝えたと言われている。
国防総省のスポークスマンであるパトリック・ライダー准将は、ポリティコへの電子メールによるコメントで、アメリカの核兵器の詳細については言及しなかったが、
「旧世代のB61爆弾からB61-12バージョンへの交換は、長期計画・予定の近代化努力の一部である」
と述べた。
ライダー准将は、
「ウクライナの現在の出来事とは全く関係がなく、いかなる意味でもそのためにスピードアップしているわけではない」
と付け加えた。
B61はもともと1960年代に開発された核爆弾の一種である。
米国エネルギー省によると、アップグレード版はより高い精度のために最新の尾翼キットを装備している。
この兵器は、B-2やB-21爆撃機、F-15、F-16、F-35、トーネードジェット戦闘機など、多くの西側諸国の航空機に搭載できるように設計されている。
このニュースは、ロシアとウクライナの紛争の中で、西側とモスクワが互いに核の緊張を煽っていると非難している中で飛び込んできたものである。
NATOは10月17日、長距離爆撃機B-52を含む最大で60機が参加する10月30日までの年次核演習ステッドファスト・ヌーンを開始した。
水曜日には、米陸海軍が長距離極超音速兵器(LRHW)プログラムの一環としてロケットの試射を行った。
一方、ロシアのプーチン大統領は、水曜日に大規模な弾道ミサイル訓練を監督し、その中で、国の戦略的部隊が報復の核攻撃を模擬演習した。
以上。
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注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう(フェイクニュースも少なくありません)。
しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する方が賢明だと思います。 従って、この一連のウクライナ紛争のニュースに関しては、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する 国のニュースソースを全面的に紹介しています。
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