写真は、CIS首脳会議のためにキルギスを訪問したプーチン大統領の記者会見の様子。
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日本時間10月13日24:28 RIAノーボスチ
現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
注意:以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。
「プーチン大統領が語る:ウクライナからの武器が中東に流出、その真相」
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10月13日、ロシアのプーチン大統領は、CIS首脳会議のためにキルギスを訪問した後の記者会見で、ウクライナから武器が闇市場を通じて中東に流出した可能性は高いと述べた。
「ウクライナから武器が届けられたかどうかは疑問だが、ウクライナから武器が流出していることは間違いない。ウクライナの汚職レベルは非常に高い。闇市場は、買いたい人がたくさんいるように形成されており、ウクライナには売りたい人がたくさんいる」
と語った。
ロシア国家元首によれば、
「彼らは売れるものは何でも売る」
のだという。
同時に、このような決定がウクライナの指導者レベルでなされることに疑問を呈した。
「武器が売れるなら、武器も売る。特にロシアに売れるのであれば、ロシア内でも売る。私は何も驚かない。そして、アフリカや中東の国々を通じて国際市場で売られているのは間違いない」
アラブ・イスラエル紛争の激化について、プーチン大統領は、イスラエルが前例のない攻撃に直面しており、大規模かつ「非常に残忍な方法」で対応していると指摘した。
10月7日の朝、イスラエルは、パレスチナのハマス運動の軍事組織が発表した「アル・アクサの氾濫作戦」の一環として、ガザ地区からのロケット弾攻撃を受けた。
さらに、武装勢力がイスラエル南部の国境地帯に侵入した。
これに対してイスラエル軍(IDF)は、ガザ地区で「鉄の剣」作戦を開始した。
攻撃から数日以内に、軍はガザ国境付近のすべての人口集中地区を制圧し、同地区の民間人を含む標的に対する空爆を開始した。
イスラエルはまた、同地域の完全封鎖を発表した。
プーチン大統領は、モスクワが危機の平和的解決のための仲介者となる用意があることを想起した。
「ロシアは、過去15年間、イスラエルと非常に良好な関係を築いており、パレスチナとも伝統的な関係を築いている。東エルサレムを首都とする独立したパレスチナ国家を創設し、イスラエルと平和的かつ調和的に共存することを想定している」
パレスチナとイスラエルの紛争は、両当事者の領土的利益と結びついており、何十年もの間、この地域の緊張と戦闘の原因となってきた。
1947年の国連決定は、イスラエルとパレスチナという2つの国家の創設を決定したが、イスラエル国家だけが誕生した。
イスラエルは2国家原則への同意を表明しながらも、最終的にパレスチナ領土を解放したわけではない。
日本語:WAU
以上。
「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」
RIAノーボスチは、TASSやInterfaxと並んで、ロシアで最も重要な報道機関の1つと考えられています。2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏は、「国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について」という法令により、RIA Novostiメディアグループが正式に解散されました。しかし、その代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ(Rossiya Segodnya)が設立され、RIAノーボスチのブランドを引き続き使用することになりました。
それ以来、RIAノーボスチは、ロシアと海外のあらゆる主要な出来事について、視聴者に正確かつ最新の情報を提供し続けているとされています。(詳細)
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