写真は、数時間前にニューヨークで罪状認否を受けたドナルド・トランプ前大統領が、自身のマー・ア・ラゴに到着し、講演の準備を始める様子（2023年4月4日火曜日、フロリダ州パームビーチ＠AP Photo/Rebecca Blackwell）
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日本時間04月05日06:38 ロシア・トゥデイ（RT)
注： 現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、欧米を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
「トランプ氏の逮捕：これまでに明らかになっている事実」
前アメリカ大統領がニューヨークで34件の犯罪容疑で裁判を受け、アメリカ政治に暗い新たな章が幕を開ける可能性がある。
日本語：WAU
ドナルド・トランプは火曜日、刑事告訴で逮捕された最初の元米大統領として歴史を刻んだ。元リアリティ番組のスターは、ニューヨークを訪れ、ビジネス記録の改ざんの34件の罪状について無罪を主張した。
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何が起きたのか？
76歳のトランプ氏は、先週、大陪審がビジネス記録の改ざんの疑いで起訴することを決定した後、ニューヨーク、ロウワーマンハッタンの裁判所で逮捕のために自首しました。指紋を採取された後、彼はジャン・マーチャン判事によって罪状認否のために法廷に案内された。弁護士たちに囲まれ、ほとんど感情を表に出さず、どのように訴えるかとの問いに「無罪」ときっぱりと答えた。
釈放後、トランプ氏は記者からの質問を無視し、裁判所を後にした。彼は、抗議者たちが立ち入りを禁じられた公園の向こう側に位置する建物から、ドアからの出入りを通して見えないようにしていた。その後、彼はフロリダ州パームビーチにある自宅マー・ア・ラゴに戻り、火曜日の夜に支持者に向けて演説を行う予定だと伝えられている。
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今後どうなるのか？
トランプ氏の次の法廷審問は、12月4日に予定されており、そこでマーチャン判事がこの事件について法的な申し立てに対して裁定する可能性がある。例えば、トランプ氏の弁護士はこの事件の却下を求める申し立てを行うことがほぼ間違いないだろう。ただし、元大統領が次の審問に出席しなければならないかどうかは明確ではない。
トランプ氏は2024年の大統領選挙に出馬する予定であり、共和党の予備選挙シーズンは彼の次の法廷審問からわずか2カ月後に開幕する。法律上、彼は大統領候補になることができるが、今回の問題によって選挙戦が混乱する可能性がある。しかし、世論調査では、彼が起訴されたことで、少なくとも一時的に共和党の有権者の間で彼の人気が高まることが予想されている。先月、Twitterのオーナーであるイーロン・マスクは、民主党が彼を起訴すれば、トランプ氏が2024年の選挙で「圧倒的に」勝利するだろうと予言した。
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この事件は何に関するものなのか？
2016年、トランプ氏が大統領選挙に勝利する途中で、ポルノ女優のストーミー・ダニエルズに対して13万ドルの口止め料が支払われたことがきっかけとなっている。支払い自体は違法ではないが、米司法省と連邦選挙管理委員会は、この支払いがトランプ氏の選挙運動を助ける目的で行われたとの考え方から、選挙資金違反の疑いを追及することを断念した。
しかし、トランプ氏の訴追を公約に掲げたマンハッタン地区検事アルビン・ブラッグ氏は、トランプ氏が口止め料の支出を業務記録で適切に報告していなかったという疑惑に基づき、本件を追及した。検察は、トランプがこの費用を法的サービスの支払いとして偽って報告したことを指摘している。
「証拠は、彼が2016年の選挙に関連する犯罪を隠蔽するためにそうしたことを示すだろう」と、ブラッグは火曜日に主張した。おそらく、これらは連邦当局が追及するに値しないと判断したのと同じ疑惑の犯罪であるだろう。
起訴状はまた、婚姻外の子供をもうけたと主張するトランプタワーのドアマンに30,000ドルの支払いや、プレイボーイモデルに不倫をしたと主張する女性に150,000ドルの支払いなどの主張も挙げている。前大統領は全ての不正行為を否定し、自分に対する訴訟が政治的な「魔女狩り」であると述べている。
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どのような反響があるのか
今回の起訴は、アメリカ政治における新たな時代の幕開けを告げるものである。これは、前大統領に対する初めての起訴だけでなく、次期大統領選の有力野党候補に対する刑事訴追の場合もある（現時点では）。政治的な敵対者を逮捕することは、多くの観察者が「バナナ共和国」に特有のものであると主張している。
フロリダ州選出の上院議員であるマルコ・ルビオは火曜、「今日は我々全員にとって最悪の日であり、長い間後悔することになるだろう」と述べた。「今日、アメリカの政治は、二度と戻れない境界線を越えてしまったのです」と彼は警告した。また、彼はこの起訴によって全国の検察官が、自らの名を高めるために政治的ライバルを追い詰めることを助長する可能性があると指摘した。民主党のジョー・バイデン大統領も、このような戦術から免れることはできないであろう。
トランプ氏は自身の逮捕について「超現実的」と表現し、「アメリカでこんなことが起きているなんて信じられない」と述べた。彼は機密文書の取り扱いや連邦議会議事堂暴動の扇動疑惑に関連して、バイデン政権の司法省からの起訴を受ける可能性があることから、さらなる法的トラブルに直面する可能性がある。また、彼は2020年のフルトン郡の選挙結果に介入した疑いで、ジョージア州での捜査にも直面している。
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