写真は、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相 © RIA Novosti / POOL
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ロシア時間4月30日03:06 RIAノーボスチ
「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」
RIAノーボスチ・ロシア国際通信は TASS や Interfax と並んで、ロシアで最も重要な報道機関の一つと言われています。 2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏の『国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について』という法令により、RIA Novostiメディアグループは正式に解散しましたが、代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ(Rossiya Segodnya)が設立され、引き続きRIAノーボスチのブランドを使用することになりました。
それ以来、RIAノーボスチは、ロシアと海外のあらゆる主要な出来事について、正確で最新の情報を視聴者に提供し続けていると言います(詳細:ロシア語」
注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう。 中にはフェイクニュースも少なくありません
しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する方が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。
従って、この一連のウクライナ紛争のニュースに関しては、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に反対または中立を表明する国々のニュースソースを全面的に解説しています。
「ラブロフ外相:ウクライナでの軍事作戦は、世界を欧米の影響下から解放するのに役立つ」
日本語解説:WAU
モスクワ、4月30日、ロシアのウクライナにおける軍事作戦は、世界を欧米の新たな植民地的弾圧から解放するプロセスに貢献している、とセルゲイ・ラブロフ外相は新華社通信のインタビューに答えた。
ラブロフ外相は、
「内政・外交で独立路線を追求する人たちは、欧米人から最も残酷な方法で弾圧されている。それはロシアだけでなく アジア太平洋地域でも考えることを止めさせ、古臭い「モンロー・ドクトリン」の精神で、アメリカは他国の生き方や基準を決めようとしている。ベラルーシへの絶え間ない圧力もこの系統である。」
「開発方法、統合プロジェクトへの参加など、誰もが真の選択の自由を持っているのです。ウクライナでの我々の特別軍事作戦は、人種差別と排他性のコンプレックスに満ちた西洋の新植民地的抑圧から世界を解放するプロセスにも貢献している」
と強調した。
現代世界が多極化している以上、歴史の自然な流れを止め、他者を犠牲にして自分たちの問題を解決しようとする「集団的西洋」の試みは、絶望的であると自信を示した。
欧米は世界の多極化を忘れてしまった
欧米とその衛生国は「人類の運命の指導者」になろうとしている、とラブロフ外相は言う。
「第二次世界大戦後に形成された単心論的モデルと国際法を、西側の少数派が、独自のルールベース秩序に置き換えようとしているところまで来ている。これらのルールは、ワシントンとその同盟国が自ら書き、そして国際社会を拘束するものとして押し付けている」
ラブロフ外相によれば、米国とその同盟国は、世界が多極化していることを忘れているのだ。
「西側諸国が新しい地政学的現実と折り合いをつけるのが早ければ早いほど、それ自体にとっても国際社会全体にとっても良いことだ」
また、大臣は、西側諸国のロシア嫌い路線には展望がないと断言した。
「アメリカ、イギリス、カナダ、EU諸国は、我が国の経済を窒息させ、国のさらなる進歩的発展を妨げるという目的を堂々と公言している」
このロシアいびりの路線は、どう考えても正当化できないばかりか、展望がないことは明らかである。
プーチン大統領も述べているように、ロシアはこの未曾有の圧力に耐えてきた。もちろん、すべてのリスクが終わったわけではないが、状況は安定しつつある。いずれにせよ、弱体化することはないと外務省のトップは言いきった。
大臣によると、西側諸国の支配層は、反ロシア制裁がすでに自国の一般市民に被害を与え始めていること、米国や多くのヨーロッパ諸国では経済動態が悪化し、インフレと失業が拡大していることに、何も躊躇していないのだ。
ロシアを封じ込めるための道具
ロシア外務省のトップはまた、米国とNATOが長い間ウクライナの反ロシア感情を煽り、モスクワを封じ込めるための道具とみなしてきたと非難している。
彼の言葉を借りれば、ウクライナ危機に関しては、アメリカを中心とする西側諸国の長年の破壊的な政策、その構成要素の1つは、同盟を拡大しないという政治的約束にもかかわらず、NATOの無謀な東方拡大について語るべきだろう。
「ご存知のように、この約束は空文化したままでした。この数年、NATOのインフラはロシアの国境に近づきつつある」
とラブロフ氏は付け加え、ワシントンとブリュッセルがロシアの提唱する安全保障構想を拒否したことを思い起こさせた。
ウクライナの運命には無関心
ラブロフ氏によれば、米国とEUはロシアと「最後のウクライナ人まで」戦うつもりであり、ウクライナの独立国としての運命には無関心であると言う。NATO諸国は、ロシアとウクライナの間で政治的合意を得ることで、ウクライナでの特別作戦が完了することを阻止するためにあらゆる手段を講じていると強調した。
「米国とNATOは、ウクライナ危機を本当に解決したいのであれば、ウクライナへの武器供給を止めるべきだ」
また、外相は、ウクライナの人々が必要としているのは、スティンガーMANPADSやジャベリン対戦車ミサイルではなく、緊急の人道的問題なのだと言う。
「第2に、ウクライナは情報空間を含む皮肉な挑発を止める必要がある」
とラブロフ氏は付け加えた。
彼は、ウクライナの武装勢力が民間人を「人間の盾」として「都市への野蛮な砲撃」を行い、また「動物的な残酷さ」をもってロシア人捕虜を虐待し、これをインターネット上で公開したことを指摘した。
「同時に、西側の後援者と西側に支配されたグローバルメディアの助けを借りて、ロシア軍の戦争犯罪を非難しているのです。彼らは、私たちが言うように、起こっていることを悪い方へ悪い方へと責任転嫁しているのです」
「然なくば、ワシントン、ブリュッセル、その他の西側諸国は、流血犯罪に加担した責任を自覚する必要があるのです」
2月24日、ロシアはウクライナの脱ナチ化・非軍事化のための特別軍事作戦を開始した。ウラジーミル・プーチン大統領が強調したように、その目的は「8年間キエフ政権による、大量虐殺にさらされてきた人々を守ること」である。国防省によると、ロシア軍が狙っているのは、ウクライナの軍事インフラとウクライナ軍だけで、一般市民は脅かされていない。同省は、作戦の主目的はドンバスの解放であると述べたと言う。
以上。
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翻訳者からのコメント:
ここまで読み進めていただいた貴重なお時間ありがとうございます。記事が面白いと思っていただきましたら、是非、SNSにシェアお願いします。