写真は、ヒズボラ司令官ウィッサム・アル・タウィル(左)は、イラン軍トップのカセム・ソレイマニ将軍と一緒に写っている © Hezbollah Military Media Office
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日本時間01月08日14:37 ロシア・トゥデイ(RT)
現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
注意:以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。
「ヒズボラ司令官、レバノンで殺害される」
ヒズボラ・グループは、イスラエルの空爆により、精鋭コマンド部隊の幹部が殺害されたと主張
ヒズボラのエリート特殊部隊の上級司令官がレバノン南部でのイスラエル軍の空爆で死亡したとされ、西エルサレムのハマスとの戦争が第二戦線に拡大する恐れがある中、緊張が高まっている。
ヒズボラの軍事メディアオフィスは月曜日、過激派組織の秘密部隊ラドワン・コマンド部隊の副長ウィッサム・アル・タウィルの死亡を確認した。
彼ともう一人のヒズボラ戦闘員は、イスラエル国境から約4マイル北にあるレバノンの町マジュダルセルムで、乗っていたスポーツ用多目的車がミサイルに攻撃され、死亡したと伝えられている。
アル・タウィルは、イスラエルとハマスの戦争が10月7日に始まって以来、殺害されたヒズボラ・メンバーの中で最高レベルの者である。
国境を越えた暴力はここ数日エスカレートしている。
ヒズボラは土曜日にイスラエルの情報基地へのミサイル攻撃を開始したが、これは先週ベイルート郊外でハマスの副指導者サレハ・アル・アロウリら6人を殺害したドローン攻撃に対抗したものだった。
イスラエル国防軍(IDF)は月曜日、レバノンのヒズボラ軍事目標に対する攻撃を行ったことを確認したが、イスラエル政府関係者は、域外での暗殺に関する方針に従い、アル=アロウリとアル=タウィルの殺害について具体的には語っていない。
ソーシャルメディアに投稿された動画は、アル・タウィルが乗っていた焼け焦げた車両を映したものとされている。
ヒズボラは、アル=タウィルが「エルサレムへの道中で」死亡したと述べた。
同グループはまた、死亡した司令官の写真を掲載し、ヒズボラ幹部や、2020年にアメリカの無人機攻撃で暗殺されたイランのカセム・ソレイマニ将軍と並んでいる写真も掲載した。
アメリカ政府高官は、イスラエルとハマスの戦争がより大規模な紛争に発展するのを防ぐために取り組んでいると主張している。
日曜日にワシントン・ポスト紙が報じたところによると、アメリカの極秘情報評価では、イスラエル軍がガザのハマスとレバノンのヒズボラとの二正面作戦を「成功させるのは難しい」とされている。
アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は今週、中東歴訪の一環としてテルアビブでイスラエルの指導者たちと会談する予定だ。
アル・タウィルのラドワン部隊はイスラエルに対する国境を越えた攻撃の可能性を準備していたが、ハマスの戦闘員が10月7日にイスラエル南部の村を奇襲攻撃し、この地域の最新の戦争の引き金となったため、その計画は中断されたと伝えられている。
西エルサレムは、イランが支援するヒズボラとハマスと同時に戦争することを恐れていない、とヨアヴ・ギャラント・イスラエル国防相は日曜日に掲載された記事でウォール・ストリート・ジャーナルに次のように語った。
「彼らはガザで何が起きているかを見ている。彼らは我々がベイルートにコピーペーストできることを知っている」
以上。
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