写真は、金曜日、ガザでイスラエルによる砲撃の後、ヤッファ・モスクの瓦礫を調べるパレスチナ人© Majdi Fathi/NurPhoto via Getty Images
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日本時間12月09日04:34 ロシア・トゥデイ(RT)
現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
注意:以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。
「アメリカ、国連のガザ停戦要請を拒否」
イスラエルとハマス戦争の人道的な戦闘停止を要求する決議案に拒否権を発動
ガザでの民間人犠牲者が増加する中、アメリカはイスラエルとハマスの戦争における人道的停戦を要求する国連安保理決議案に反対票を投じた。
アラブ首長国連邦が金曜日にニューヨークで提出したこの決議案には、13カ国が賛成票を投じたが、英国は棄権し、ワシントンは外交的に孤立したまま、この決議を阻止した。
「ガザへの執拗な砲撃を止めるという呼びかけに団結できないのであれば、パレスチナ人にどのようなメッセージを送るというのだろうか?実際、同じような状況に置かれるかもしれない世界中の市民に対して、私たちはどのようなメッセージを送ろうとしているのだろうか?」
とモハメド・アブシャハブUAE国連副大使は、理事会のメンバーにこう問いかけた。
金曜の採決は、アントニオ・グテーレス国連事務総長が、国連憲章でめったに使われない条項である第99条を発動し、ガザに差し迫った「人道的大惨事」について安全保障理事会に警告を発した後に行われた。
グテーレス総長は、戦争が2ヶ月以上続く中、ガザの人道支援網は「崩壊の深刻なリスク」に直面していると述べた。
↓アメリカ、国連安保理のガザ停戦決議を阻止。動画 出典元
10月に戦争が始まって以来、1万7000人以上のパレスチナ人が死亡し、190万人が避難している。
ハマスが10月7日、イスラエル南部の村々に奇襲攻撃を仕掛け、推定1,200人を殺害し、数百人の人質をガザに連れ帰ったことが戦争の引き金となった。
アメリカ当局は、一般的な停戦はハマスがガザで権力を保持するのに役立つだけだとして反対してきた。
先月末の1週間の停戦によって、イスラエルの刑務所に収監されていた240人のパレスチナ人と引き換えに、110人のハマスの人質が解放され、包囲されたパレスチナの飛び地に、援助関係者がより多くの人道物資を持ち込むための時間稼ぎにもなった。
アメリカの国連代表部は声明の中で、
「この『急ごしらえ』の提案は『現実離れ』しており、次の戦争の種を蒔くだけである」
として、停戦決議に反対したと述べた。
アメリカのロバート・ウッド国連副大使は、決議案の修正に関するワシントンの提案はほとんど無視されたと述べ、ハマスの攻撃を非難する文言が盛り込まれなかったことなどが懸念されると付け加えた。
以上。
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