写真は、ドネツクの通りにあるステラ。9月30日、ロシアではドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国、ザポリツィヤ地方、ケルソン地方のロシア連邦との再統合の日を祝った© RIA Novosti / Sergei Averin
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日本時間09月30日14:09 RIAノーボスチ
現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
注意：以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。
「言葉ではなく、行動で」ロシアの新領土は1年でどう変わったか。
新領土併合記念日を祝うロシア
日本語：WAU
9月30日、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国、ケルソン州とザポロジエ州は1年前にロシアに加盟した。
破壊された都市は再建され、新しい道路が建設され、インフラが整備されている。
1周年は人々にとって何を意味するのか、RIAノーボスチが伝えた。
どのようなものだったのか
ルガンスク地区で最初にロシアへの加盟希望について宣言された。
2022年9月19日、この地域の公会堂は、レオニード・パセシュニク共和国首長と人民評議会に国民投票の提案を行った。
副議長のリナ・ヴォカロヴァが当時述べたように、ドンバスは2014年にすでに選択し、故郷に戻ることをずっと待っていた。
一方、キエフの民族主義者たちは「住民が夢をあきらめるように」市民を威嚇しようとしていた。
その頃、連合軍はルガンスクをウクライナ軍から完全に解放していたため、住民は例外なくすべての入植地で投票を行った。
写真は、クリミアのアルテック国際児童センターで、ドネツク、ルガンスク、ザポロジエ、ケルソン地域とロシアの統一の日に捧げられた行動の参加者たち© RIA Novosti / アルテック国際児童センター・プレスサービス
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ドネツク、ケルソン、ザポリツィヤ地域でも同様の取り組みが行われた。
さらに、当時まだロシア国旗を掲げていたケルソンでは、ミコライフ州の2つの地方で同時に住民投票を実施することが提案された。
ケルソン州のヴォロディミル・サルド州知事は、オデッサ州がロシアに復帰することへの期待も表明した。
「1年前の9月30日、真に歴史的で重要な出来事が起こった。ロシア連邦の4つの新しい構成体がロシアに加盟する合意が調印されたのだ。ウラジーミル・プーチンは、ドンバス、ザポロジエ、ケルソン地域の何百万人もの住民が祖国と共にあることを選択した」
と述べ、ドネツク、ルガンスク、ザポロジエ、ケルソン地域がロシアと統一された日に市民を祝福した。
プーチン大統領によると、2014年のクーデター後、キエフに設置された当局は、これらの地域の住民を威嚇し、「自分たちの未来、自分たちの運命を決める権利、自分たちの文化、伝統、母国語を奪う権利」を奪おうとした。
「しかし、何百万もの人々の意志、真実と歴史的正義への信頼を崩すことはできない」
と当時プーチンは強調した。
住民投票は9月23日から27日まで行われた。
ドネツク、ルガンスクの住民は、「共和国が連邦の構成体としてロシアに加盟することを支持するか」という1つの質問を受けた。
ケルソン州とザポリツィヤ州では、ウクライナから分離独立し、独立国家を作り、ロシアに加盟することを望むかどうかが尋ねられた。
ドネツクでは99.23％、ルガンスクでは98.42％、ケルソン州では87.05％、ザポリツィヤ州では93.11％の有権者が肯定的な回答をした。
最初の選挙
1年後、ロシアの一部として初めて選挙が行われた。
この地域は敵対行為の真っ最中であったため、選挙プロセスは調整された。
まず、投票期間を8月30日から9月10日まで延長した。
第二に、安全保障上の理由から、政党の選挙人名簿の参加者に関する情報の公開を制限した。
投票率は、ケルソン地方で約65％、ザポリツィヤ地方で68％、ルガンスクで72.5％、ドネツクでほぼ80％であった。
統一ロシアはどこでも勝利し、72％（ルガンスク）から83％（ザポリツィヤ地方）を獲得した。
写真は、メリトポリでの住民投票実施問題に関するザポリツィヤ州住民の全国会議© RIA Novosti
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ルガンスクを訪れたイタリア人選挙監視員ヴィット・グリッターニは、
「私たちはいかなる違反行為にも気づかなかったし、発見もしなかった」
プロイセン協会ベルリン・ブランデンブルク支部長のフォルカー・フリードリッヒ・カール・チャプケは、
「この選挙は共和国にとって重要な出来事である」
と付け加えた。
両者とも、有権者はまるで休日のように投票に行き、祖国では見たこともないような光景を目にしたと述べた。
「ルガンスクは1年で大きく変わり、比べるものがないほどだ」
とルガンスクジルコムの専門家ユーリイ・アリモフは言う。
道路建設業者は新しいアスファルトを敷いた。
ベンチや破壊防止用のゴミ箱も設置された。
モスクワでさえ、すべての公園にこのようなベンチがあるわけではないと思う。
スポーツや子供の遊び場も登場し、若者たちの憩いの場となっている。
これは些細なことのように思えるが、実際、街は住みやすくなり、美観もよくなった。
もちろん、共和国には十分な問題もある。
戦争で焼け野原になった多くの村では電気が通っていない。
公共交通機関がどこにでもあるわけではない。
しかし、この1年で首都は大きく発展した。
写真は、クリミアのArtek国際児童センターで、ドネツク、ルガンスク、ザポリツィヤ、ケルソン地域とロシアの統一の日に捧げられた参加者たちの行動© RIA Novosti / アルテックMDCプレスサービス
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「ドネツクは最前線の都市であり、今もそうだ」
と地元のタクシー運転手イヴァン・レフチェンコは言う。
アヴデフカとマリインカから敵を叩き出すまでは、砲撃は続き、平和な生活は取り戻せないだろう。
マリウポリでは、良い方向への変化がはっきりと見られる。
もちろん、戦争の痕跡はまだ残っている。
しかし、多くの緊急用家屋はすでに取り壊され、代わりに新しい家屋が建てられている。
街全体がひとつの大きな建設現場なのだ。
ロシアは言葉ではなく、破壊されたものをどのように修復するかを行動で示している。
最近、都市公園が整備された。
道路は渋滞し、食料品店はかつてないほど豊富になった。
昨年の夏に見たのとは大違いだ。
展望
ロシア外務省のロディオン・ミロシュニク特命全権大使（キエフ政権の犯罪担当）は、新領土の主な成果は、大きな国に属するという人々の自信の表れだと述べた。
「彼らは自分たちを一人前のロシア人だと思っている。ロシアは彼らにとって真剣かつ永遠なもになったのだ」
と強調した。
モスクワは道路や壊れた橋を修復し、年金を支払い、医療制度を改善している。
写真は、ウクライナのドネツクの投票所で、議会選挙と自治体選挙に投票する女性© RIA Novosti / セルゲイ・アヴェリン
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「状況は厳しいが、ルビコンは通過した。ロシアが特別作戦を開始しなければ、ドネツクとルガンスクはもはや存在していなかったことを、ドンバスの誰もがよく理解している」
とミロシュニクは強調した。
「西側の政治家たちは住民投票を認めていないが、投票が公正であったことを疑う者はいないと西側諸国は知っている。ドンバスは生まれ故郷の港に戻ったのだ。我々はロシアとともにある」
というザポロジエ市民運動の代表であるウラジーミル・ロゴフ氏は、RIAノーボスチ通信に次のように語った。
「法治国家での生活に徐々に慣れてきている。『政治的ウクライナ主義』という概念は、意識の中に深く埋め込まれている。ウクライナは国民に手を出さず、国民は国家に手を出さないという暗黙の社会契約さえあった」
写真は、ルガンスクでのロシア連邦加盟に関する住民投票の準備© RIA Novosti / ヴァレリー・メルニコフ
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ロゴフ氏はまた、同地域における連邦インフラプロジェクトの重要性を指摘した。
「我々はすでに、ザポリツィヤ地方とクリミアを結ぶ高速道路の30キロメートルを補修した。ウクライナ政権下では、この区間は約3時間かけて移動しなければならなかった」
と例を挙げた。
さらに、ロシア当局は教育改革に着手した。
ロゴフ氏によると、ウクライナの学校は子どもたちが労働移民になるための準備をさせていた。
「今、私たちは学校での正確な科学知識の量と質を増やした」
と社会運動の責任者は強調した。
同じように、統一国家での将来像も新しいロシア人に形成される。
以上。
「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」
RIAノーボスチは、TASSやInterfaxと並んで、ロシアで最も重要な報道機関の1つと考えられています。2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏は、「国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について」という法令により、RIA Novostiメディアグループが正式に解散されました。しかし、その代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ（Rossiya Segodnya）が設立され、RIAノーボスチのブランドを引き続き使用することになりました。
それ以来、RIAノーボスチは、ロシアと海外のあらゆる主要な出来事について、視聴者に正確かつ最新の情報を提供し続けているとされています。（詳細）
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