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日本時間07月23日11:31 ロシア・トゥデイ(RT)
現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
「ロバート・キヨサキ氏、アメリカ株の暴落を予測」
インフレ対策のための利上げが株価に悪影響を及ぼすと警告
日本語:WAU
著名な作家でエコノミストのロバート・キヨサキ氏が今週、ツイートで株式市場の暴落を警告した。
キヨサキ氏によれば、近い将来の暴落を暗示する「あまりにも多くの兆候」があるという。
「もしあなたの将来が株式や債券に依存しているのであれば、どうか注意してください。恐慌の到来を恐れている」
とツイートした。
2008年にリーマン・ブラザーズの破綻を予言したキヨサキ氏は、
「自分の手でコントロールできる」
ことを好みすぎるため、自分では株式市場や債券市場に手を出さないと述べた。
キヨサキ氏は今回のツイートで、株価が急落すると予想する理由を詳しく述べていないが、それ以前に彼は、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)が物価の暴走を抑えるために金利を引き上げるだろうと予測し、それによって株、債券、不動産、金が暴落すると警告していた。
この数ヶ月、米国は過去数十年で最悪のインフレに直面し、FRBは一連の利上げを実施した。
金利は現在5%から5.25%で、2022年初頭の0%から上昇している。
これまでのところ、アメリカの資産価格と経済成長は借入コストの上昇に抵抗力があるように見える。
ベンチマークであるS&P500種株価指数は今年に入ってから17%上昇し、ナスダック総合株価指数は人工知能への投資急増もあって35%上昇している。
しかし、キヨサキ氏は先週のツイートで、現在の株式市場の成長は健全性の表れではなく、先月ワシントンがデフォルトを回避するために可決した債務上限の一時停止の産物だと主張した。
「株式市場が急成長しているのはなぜか?『債務上限』が撤廃されたからだ。つまり、国家債務が株式市場とともに上昇するということだ。アメリカは貧しくなり、金持ちはより金持ちになる。悲しいことだ。本物のお金と本物の資産にこだわる。それは金、銀、ビットコインだ」
と7月14日にツイートしている。
アメリカの債務総額は現在32兆ドルを超えており、米議会予算局(CBO)が最近発表した警告によると、今後30年間でほぼ倍増し、法律が変更されない限り、GDPの98%という今年の試算から、2053年には181%にまで跳ね上がるという。
以上。
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