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ロシア・トゥデイ(RT) 「ロシアとインドがドルの優位性を揺るがす」

Photo 出典元 © Getty Images / Bill Varie

日本時間03月08日 17:01 ロシア・トゥデイ(RT)

注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう(フェイクニュースも少なくありません)。

しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのか、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する事が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。

従って、ウクライナ紛争が続いている間は、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースや論説などを全面的に紹介します。

「ロシアとインドがドルの優位性を揺るがす」

活況を呈する印露の石油貿易は代替通貨にシフトする

日本語:WAU

ロイター通信が水曜日に報じたところによると、米ドルは対ロシア制裁によって、石油取引における数十年にわたる優位性が損なわれつつある。

過去数ヶ月間、世界最大の石油輸入国の一つであるインドとロシア間の取引のほとんどは、ロシア・ルーブルやアラブ首長国連邦のディルハムなど、他の通貨で決済されていると、石油取引および銀行関係者の話として同機関が伝えた。

米国とEUのロシア産原油の禁輸措置、および同国の銀行に対する制裁措置を受けて、同国の精製業者がロシア産原油を値引きして購入するようになったため、ロシアはインドにとって最大の原油供給国となった。

過去3ヶ月間、インドとロシア間の石油貿易取引は合計で数億ドルに相当すると、同機関の情報筋は述べている。

また、ニューデリーは、さらなる制裁によってルーブル取引が阻止された場合、インドルピーで取引を決済する枠組みも用意しているという。

米ドルは、何十年もの間、国際石油取引において最も広く受け入れられてきた通貨である。

しかし、ロイター通信によると、現在の他の通貨へのシフトは長続きする可能性があるという。

米国国務省の元チーフエコノミストであるダニエル・P・アン博士は、ロシアに対する制裁は欧米の金融システムを弱体化させ、その目的を達成できない可能性もあると同機関に語った。

以上。

「ロシア・トゥデイ(RT)について」

ロシア・トゥデイ(RT)は、ロシア連邦予算からの公的資金で運営されている、自律的な非営利団体です。2005年に最初の国際ニュースチャンネルを開設したRTは、現在、9つのテレビチャンネルでニュース、時事問題、ドキュメンタリーを放送する24時間体制のグローバルなニュースネットワークであり、6つの言語によるデジタルプラットフォームと、姉妹ニュースエージェンシーのRUPTLYを擁しています。

現在、RTは5大陸、100カ国以上で視聴可能です。主流メディアが見落としているストーリーをカバーし、時事問題に対する新たな視点を提供し、主要なグローバルイベントに対するロシアの視点を国際的な視聴者に伝えています。 2021年1月の時点で、RTのウェブサイトは合計で1億5000万以上の月間アクセス数を記録しています。2020年、RTは世界のTVニュースネットワークとして初めて、YouTubeのチャンネル全体で100億ビューを達成しています。

WAU MEDIAからのコメント: ここまで読み進めていただいた貴重なお時間ありがとうございます。記事へのご意見ご感想お待ちしてます。コメントは↓

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