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RIAノーボスチ・ロシア国際通信「ラブロフ外相、ロシア経済の新たな現実への適応を発表」

Photo 出典元 ロシアの外務大臣セルゲイ・ラブロフ © RIA Novosti / 外務省広報局

日本時間01月30日18:26 RIAノーボスチ

注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたウクライナ擁護側から発信されているものに限られていると言ってよいでしょう。 中にはフェイクニュースも少なくありません

しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのか、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する事が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。

従って、ウクライナ紛争が続いている間は、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースや論説などを全面的に紹介します。

「ラブロフ外相、ロシア経済の新たな現実への適応を発表」

ロシアは外圧の下で、新しい現実に適応している

日本語:WAU

1月30日月曜、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、

「ロシア経済の状況は、制裁の影響が限定的であることを明確に示しており、モスクワは記録的な対外貿易黒字を見込んでいる。ロシアは外圧の下で新しい現実に適応しており、主要な対外経済課題は解決しつつある」

と述べた。

「明らかに、これらの関係の崩壊の結果を克服するプロセスは、私たちに非友好的な国によって行われた反ロシアの制裁戦争そのものと同様に続いている。我々の経済の状態がそれを明確に示している」

と、外務省のウェブサイトにセルゲイ・ラブロフ大臣の記者会見への回答が掲載された。

「昨年末までに10〜20%の経済縮小が予想されていたが、ご存知のように何倍も少なくなり、2.5%に留まった。世界銀行やIMFなどの国際機関や、これら非常に友好的でない国の多くの専門家も、ロシアの経済発展に関する見積もりや予測を上方修正した」

と同大臣は付け加えている。

ラブロフ氏によると、他の主要な指標についても状況は同じ事を示しているのだという。

「インフレ率は12%を下回り、さらに低下する見込みであり、失業率は歴史的な低水準にある。2023年1月1日時点のロシアの対外債務は3818億ドルで、2022年には1000億ドル(20.8%)減少した。

同時に、対外公的債務は1年間で20億ドル減少し、574億ドルとなった。商品価格の変化だけでなく、ロシアがアジア、中東、アフリカ、ラテンアメリカの国々との貿易に方向転換したことにより、対外貿易黒字の記録が期待される」

「特に、ユーラシア経済連合(EAEU)独立国家共同体(CIS)のパートナーとの協力関係の強化は、これらのフォーマットの枠内でも、二国間レベルでも、注目すべきことです。貿易に加え、エネルギー、輸送、デジタル化、金融などの分野での協力が顕著に発展している」

と述べている。

また、ロシアが新しい現実に徐々に適応していることも指摘した。

「困難な状況にもかかわらず、対外経済活動における主要な課題は、何らかの形で解決されつつある。それと並行して、自国の評判を本当に大切にし、政治的野心のために経済を犠牲にしないパートナーとの交流の戦略的枠組みもできている」

と、ロシア外交のトップは総括した。

以上。

「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」

RIAノーボスチ・ロシア国際通信は TASS や Interfax と並んで、ロシアで最も重要な報道機関の一つと言われています。 2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏の『国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について』という法令により、RIA Novostiメディアグループは正式に解散しましたが、代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ(Rossiya Segodnya)が設立され、引き続きRIAノーボスチのブランドを使用することになりました。

それ以来、RIAノーボスチは、ロシアと海外のあらゆる主要な出来事について、正確で最新の情報を視聴者に提供し続けていると言います(詳細:ロシア語」

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